Windows Azure通信2014

2014年3月第2週 Windows Azure各種プレビュー機能追加

この記事を読むのに必要な時間:およそ 2 分

プレビュー機能追加:Windows Azure Webサイトのバックアップ機能,モバイルサービスの.NET対応&PhoneGapテンプレート(2/20)

Windows Azure Webサイトやモバイルサービスなどでプレビュー機能が追加されるなどのアップデートが行われています。

Windows Azure Webサイトにはコンテンツおよびデータベースのバックアップおよび復元を行う機能がプレビューとして追加されています。こちらは標準モードで利用できます。バックアップはストレージに保存され,バックアップからの復元はもちろん,別のWebサイトへ移行も可能です。

画像

Windows Azureモバイルサービスでは,バックエンド側のサービスとして.NETが選択できるようになりました。ダウンロードできるテンプレートに,クライアント側に加えてバックエンド側も含まれるようになり,ASP.NET Web APIのプロジェクトとして,ローカル環境での開発,テストなどが可能になりました(プレビュー機能となります)⁠

モバイル向けサービス開発のフレームワークはXamarin/PhoneGap/Senchaに対応しており,Xamarinに加えてPhoneGap用のテンプレートが提供されるようになりました。

その他にも,Windows Azure HDInsightのHadoop 2.2対応,サブスクリプションの共同管理者(Co-Admin)数の引き上げ(10→200)⁠管理ポータルからのサービス障害情報の閲覧,Windows Azure 仮想マシン の VM エージェントの追加,などの機能強化が行われています。

Windows Azure Active Directoryがより多くのSaaSアプリケーションに対応,Premium機能を強化(2/20)

クラウドベースのID/アクセス管理サービスを提供するWindows Azure Active Directory の機能が強化され,よりエンタープライズ向け機能を強化したPremium(2013年11月よりプレビューとして提供)にも機能が追加されています。

Windows Azure Active Directoryでは,SaaSアプリケーションを利用する際のSSO(シングルサインオン)を可能にするID統合機能を提供しており,対応アプリケーションは600以上になっています。もちろん独自アプリケーションでWindows Azure ADによる認証を利用できます。

画像

Windows Azure Active Directory Premiumでは,ユーザのセルフパスワードリセット機能,認証画面のカスタマイズ機能などに加えて,アプリケーションへのグループアクセス権の設定(myapps.microsoft.comより設定できます)⁠異常なアクセスを検出するレポートティング機能などが追加されています。

Windows Azureのサービス概要

Windows Azureストレージ

Windows Azureのデータ管理サービスとして,RDBはWindows Azure SQL データベース,それ以外はWindows Azure ストレージが担っています。NoSQL / KVS(キーバリューストア型)ストレージである⁠テーブル”,ドキュメントや画像,動画などあらゆるファイルタイプに対応した⁠ブロブ⁠(BLOB: Binary Large OBject)⁠アプリケーション同士のメッセージを保存する “キュー”,といった機能があります。

画像

Windows Azureストレージは他のサービスのデータ保存先としても利用されており,Windows Azure仮想マシンのディスク(VHDファイル)や,Windows Azure バックアップの保存先となっています。

Windows Azureストレージは保存されたデータを保全するため,デフォルトの設定で別のデータセンターにてバックアップを行っています(地理冗長)⁠元々同一データセンター内で3重のバックアップ(ローカル冗長)⁠ を行っているため,合計で6重のバックアップがなされています。地理冗長バックアップを行うデータセンターの⁠ペア⁠は決まっており,東日本と西日本データセンターはペアになっているため,いずれの日本国内のデータセンターにデータを保存して地理冗長を行う場合でも,日本国内にデータが留まるようになっています。

DR対策として普段利用しているデータセンターが利用できなくなった場合でも,ペアのデータセンターのバックアップデータにアクセス,アプリケーションの可用性を保つ機能(現在プレビューとしてご提供中)も用意されています。

画像

馮富久の眼

今回はプレビュー機能のアップデートに注目します。Windows Azure Webサイトに,コンテンツおよびデータベースのバックアップおよび復元を行う機能がプレビューとして公開されました。その他,モバイル向けサービス開発のフレームワークに,Xamarinに加えてPhoneGap用のテンプレートが追加されたり,HDInsightがHadoop 2.2に対応するなど,各種開発環境の整備が進んでいる印象です。

Windows Azure Webサイトハンズオン+Wordpress
徹底解説セミナー参加無料!

数クリックで瞬時にWebサイトが構築できるWindows Azureをハンズオンで体験! 大阪,福岡,仙台開催

URL:http://resocia.jp/skillup/azure/wp/

著者プロフィール

大森彩子(おおもりあやこ)

日本マイクロソフト株式会社 プラットフォームテクノロジーアナリスト。

マイクロソフト製品・テクノロジー全般,とくにWindows Azure Platformの啓蒙・マーケティングに関わり,2010年7月より現職。

コメント

コメントの記入