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2007年7月25日 SCHED_SMPをULE 3としてマージの方針―高いスケーラビリティと安定性を実現,netatmの無効化,ユーザ情報の取得を高速化する実験的パッチbsdnss.diff

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heads-up

SCHED_SMP→SCHED_ULE

current - SCHED_SMPに関する新しいパッチが公開されました。同パッチは7.0-RELEASEに取り込まれる予定です。同パッチからSCHED_SMPはSCHED_ULEと名称が変更されています。つまりULEの実装がULE 3(SCHED_SMP)へと変更されることになります。SCHED_SMPを最終的にULE 3として取り込みたいという以前の主張どおりに作業が進んでいると言えます。

buildworldにおいて特定の条件下では4BSDスケジューラのほうが高速に動作したり,kqemuモジュールがパニックするようになったといった報告もされているものの,ULE 3はすでに安定して動作しており,ほとんどの場合において4BSDよりもスケーラビリティの高い動作をみせると主張されています。参考までに8コアのamd64プラットフォームでMySQL 5.0.33+sysbenchの結果がグラフで公開されています。

画像

netatm disabling

current - FreeBSDにはATMスタックの実装が3つありますが,そのうちの1つであるnetatmがデフォルトで無効になりました。7.0-RELEASEではnetatmはデフォルトビルドの対象からはずれることになります。

7.0-RELEASEへ向けてMPSAFEではないモジュールのMPSAFE化が進められていますが,netatmはまだMPSAFE化されていないため今回無効化の対象となりました。

experiment patch

bsdnss.diff

current - /etc/passwdや/etc/groupをLDAPへ移行させるにあたって処理を高速化するためのパッチがcurrent MLへ投稿されました。同パッチを活用するとLDAPへユーザ情報を移行させるための処理などを実施する場合の性能が大幅に向上するようです。興味があるデベロッパやアドバンスドユーザはパッチをチェックしてみると良いでしょう。

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