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2007年7月31日要注意》Python 2.4.xから2.5.xへ移行、Emacs 22/21随時対応中、Qt3/Qt4脆弱性修正、JDK15 amd64 プラグイン追加、その他更新多数

heads-up

Python 2.5.1

《要注意》Ports CollectionのPythonのデフォルトバージョンが2.4.xから2.5.xへ移行しました。関連するportsも更新されています。Python 2.4.xから2.5.xへアップグレードするには「portupgrade -o lang/python25 lang/python24」のようにPython自身をアップグレードしたあとで「cd /usr/ports/lang/python && make upgrade-site-packages」のようにして関連するportsを2.4.x対応から2.5.x対応へ移行させる必要があります。

ただし、アップグレード対象となるportsが内部でPython 2.4.xを使っているような場合、アップデートに失敗することがあります。たとえば試した限りではgnome-applets-2.18.0_4のアップグレードに失敗します。gnome-appletsのビルドで使われるgnome-doc-utilsで使っているPythonスクリプトがPython 2.4.xを使っているためです。この場合、⁠portupgrade -f gnome-doc-utils-0.10.3_1」のようにgnome-doc-utilsを更新してからふたたび「cd /usr/ports/lang/python && make upgrade-site-packages」と実行します。

Python 2.4.xと2.5.xを併用していきたい場合は、/etc/make.confに「PYTHON_DEFAULT_VERSION=python2.5」を追加してから「portupgrade -R python」のように実行します。アップグレードの手順は/usr/ports/UPDATINGに記載されていますのでそちらをご覧ください。

ports

Emacs 22/21

Ports CollectionのEmacs(editors/emacs)がEmacs 22.1へアップグレードされたことで、関連portsの22.1対応や従来のportsのEmacs 21対応が進められています。

Qt3/Qt4脆弱性

Qt3およびQt4に存在していた文字列フォーマットに関係した脆弱性が修正されました。脆弱性はCVE-2007-3388として報告されています。

shells/zsh

zshのportが4.3.4へ更新されました。デフォルトでは無効に設定されていますがPCREサポートのためのオプションが追加されています。

java/jdk15

amd64におけるプラグインサポートが追加されました。実験的機能であるためデフォルトでは無効にされています。

www/mod_authz_unixgroup

Apache 2.1およびそれ以降のバージョン向けに開発されたUNIXグループアクセス制御モジュールMod_Authz_UnixgroupがPorts Collectionへ追加されました。mod_authnz_externalやpwauthなどを使ってUNIXのログインIDを認証に使っている場合、Mod_Authz_Unixgroupを併用するとUNIXグループの機能をそのまま活用できるようになります。

www/mod_lisp2

Common Lispを使ってWebアプリケーションを記述するためのApache 2向けモジュールmod_lispがPorts Collectionへ追加されました。

audio/aacplusenc

HE-AAC+(High Efficiency AAC+)として知られているaacPlus v2データ(Advanced Audio Coding + Spectral Band Resonation + Parametric Stereo、AAC + SBR + PSなど)を出力するためのコマンドラインエンコーダaacplusencがPorts Collectionへ追加されました。

java/jboss4
java/jboss3

アプリケーションサーバJBoss4がJBoss AS 4.2.0GAへ更新されました。またJBoss3はJBoss AS 3.2.8へ更新されています。

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