FreeBSD Daily Topics
2007年11月14日 システムチューニングマニュアルtuning(7)更新―gjournal(8),gstripe(8),gvinum(8)の記述を追加しvinum(8)を削除,セキュリティ向上のため7.0でHyperThreading機能をデフォルトで無効へ
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- tuning
current - システムのチューニング方法をまとめたマニュアルtuning(7)の内容が更新されました。依然として危険であるとしながらもgjournal(8)に関する示唆が追加された他,
vinum(8)の記述を削除し代わりにgstripe(8)とgvinum(8)が追加されています。 - sys/
dev/ wpi/ if_ wpi. c current - wpi(4)デバイスドライバにおけるデバッグ出力がデフォルトで抑制されるようになりました。これまで同出力がユーザを混乱させる原因になってきたとされているようです。またwpi(4)がビルドプロセスに組み込まれました。
- bin/
ps/ ps. c current - ps(1)コマンドにおいてpts TTの値が0か1かどうかをチェックして-tプラグの動作に活用するように計仟されました。
- sys/
ufs/ ffs
ffs_alloc. c
ffs_balloc. c
ffs_inode. c
ffs_snapshot. c
ffs_softdep. c
ffs_vnops. c
sys/ufs/ ufs
ufs_bmap. c
ufs_lookup. c
ufs_vnops. c current - FFS/
UFSのほとんどの 「#ifdef DIAGNOSTIC」 が 「#ifdef INVARIANTS」 へ変更されました。 - sys/
amd64/ amd64/ mp_ machdep. c
sys/i386/ i386/ mp_ machdep. c RELENG_
7 - セキュリティ上の問題に対処するため, デフォルトではHyperThreadingの機能が無効になるように変更されました。より一般的にいうのであれば, L1キャッシュをCPU間で共有するタイプの技術はデフォルトでは無効になります。 /boot/
loader. confにおいて 「machdep. hyperthreading_ allowed=1」 を設定しておくことで有効に変更できます。RELENG_ 7に実施されたこの変更はMFCではありません。8-CURRENTでの設定はそうなっていません。
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