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2008年2月7日FreeBSD 7グラフィカルインストーラfinstall alpha3登場

heads-up

finstall alpha3

current - FreeBSD 7向けグラフィカルインストーラfinstallの最新版finstall alpha3が発表されました。finstall alpha3はi386向けのISOイメージの状態でIvan Voras氏のサイトからダウンロードできます(MD5: 4a11b172ed1c3030f530028a56f88ece⁠⁠。以前のバージョンとして比較していくつかのバグが修正されている他、ZFSサポートが追加されています。

finstall alpha3ではFreeBSD 7.0-RC1がベースシステムとしてインストールされる他、X.Org 7.3、XFce desktop 4.4、Firefox、Thunderbirdなどがインストールされます。サポートしているファイルシステムはUFS、UFS+gjournal、ZFS、Ext2などです。ssh、ntpdate、bsdstatsなどシンプルなサービスに関しては調製もできます。

finstall alpha3はライブCD環境としても動作します。インストールせずともFreeBSDライブCDとして活用可能です。

ただし、finstall alpha3は依然としてアルファクオリティです。すでにパーティションが区切られたドライブへのインストールできませんし、インストール時におけるRAIDやX.Org、音源機能の設定、システムロケールやその他いくつかの設定もできません。現状では、VMwareやQEMUなどの仮想環境で試すレベルの実装具合と言えます。

図1 FreeBSD Finstall Alpha3 - LiveCDとして起動する
図1 FreeBSD Finstall Alpha3 - LiveCDとして起動する
図2 ユーザ名⁠install⁠でログインするとインストーラが起動 - キーボードとタイムゾーンを最初に設定する
図2 ユーザ名“install”でログインするとインストーラが起動 - キーボードとタイムゾーンを最初に設定する
図3 起動したX.Org - FreeBSD Installerを起動する
図3 起動したX.Org - FreeBSD Installerを起動する
図4 グラフィカルインストーラが起動する
図4 グラフィカルインストーラが起動する
finstall for FreeBSD 7

FreeBSD 7.0での導入が予定されていたfinstallですが、finstallの開発具合やベースシステムへのマージを担当する専属の担当者がいないことなどから、FreeBSD 7.0への導入は実質的に見送りになるとみられます。7系のリリースにそってリリース後にfinstall版のISOデータがリリースされることになるでしょう。

開発が進めば7系のいずれかのバージョンで、The FreeBSD Projectから配布されるISOデータに同インストーラが取り込まれる可能性はありますが、デフォルトのインストーラにはならないでしょう。8系での取り込みが現実的な路線と言えそうです。

8系で取り込まれた場合、最初にsysinstall(8)が起動し、そのままsysinstall(8)を使うかfinstallを使うかの選択肢が表示されるようになるのではないかとみられます。

src

src/sys/netinet/ip_id.c

current - ランダムIP IDジェネレータコードがOpenBSDで採用されているものへ入れ替えられました。Amit Klein氏が提案したアルゴリズムが利用されています。ただし、今回のコミットではまだこの新しいランダムIP IDジェネレータはデフォルトでは有効になっていません。現在の実装ではパフォーマンスに対していくつかの懸念点があります。

ports

print/acrobatviewer

Adobe Acrobat Viewerのportが動作するように変更が実施されました。MRJToolkitクラスが実行時に必要になることからMRJToolkitStubs.jarがインストール対象となった他、ビルド時におけるPerlへの依存性を削除、Javaへの依存性指定を改善、不要なファイルをインストールしないように調整、適切なディレクトリへのインストールなどが行われています。

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