FreeBSD Daily Topics
2008年3月10日 新CPUトポロジ機能ULEマージ開始,pkg_add(1) -rオプション修正パッチ,7レビュー記事2つ,SoC卒業生のその後
heads-up
- ULE revision 1.226
current - ULEスケジューラの開発者であるJeff Roberson氏によってULE revision 1.22からcpusetsとより機能拡張されたCPUトポロジ機能のサポートがはじまりました。マニュアルは近いうちにコミットされます。改善されたCPUトポロジコードではどのコアがパッケージ・キャッシュ・システムバス/メモリリンクを共有しているかの情報を保持しています。結果としてスケジューラはこれらリソースをまたがってロードバランシングやアフィニティ情報を活用することでよりインテリジェンスなスレッドの配置が可能となります。
同機能によって多くのプログラムはデュアルコアやクアッドコアマシンでの動作速度が向上すると見られていますが,依然としてチューニングの段階にあるため逆の結果になるパターンもでてくるのではないかと見られます。動作の高速化・低速化が確認できた場合には同氏に報告してください。
- pkg_add(1) -r on 7
7.0のpkg_add(1)の-rオプション(ネットワークからパッケージを取得してインストールするオプション)が有効になっていないのではないか,walt氏からstableメーリングリストに対してパッチが提示されています。7.0でpkg_add -rが動作しないと困る場合は同パッチを試してみると良さそうです。
リスト walt氏によってstable MLにおいて提示されたパッチ pkg_add(1)
--- main.c.orig 2008-03-07 10:20:00.000000000 -0800 +++ main.c 2008-03-07 09:58:56.000000000 -0800 @@ -81,7 +81,7 @@ { 502100, 502128, "/packages-5-current" }, { 503100, 599000, "/packages-5-stable" }, { 600100, 699000, "/packages-6-stable" }, - { 700000, 799000, "/packages-7-current" }, + { 700000, 799000, "/packages-7-stable" }, { 0, 9999999, "/packages-current" }, { 0, 0, NULL } };
links
- Murray Stokely
Where are they now? (Summer of Code Alumni)においてFreeBSD committerであるMurray Stokely氏が,これまでGoogle Summer of Codeで活躍した58人の学生について現在の状況やFreeBSDにおける活躍状況をまとめています。Murray Stokely氏はGoogleで活動しており,SoCやカンファレンス支援などで活躍しています。
- First look at FreeBSD 7.0
DistroWatch.comにおいてFreeBSD 7.0の体験報告記事がFirst look at FreeBSD 7.0として掲載されています。同記事ではとくにドイツで開発されているDesktopBSDの例を挙げながら,FreeBSD 7が便利になっている点を主張しています。FreeBSDをベースに開発されているデスクトップシステムとしてはPC-BSDとDesktopBSDが有名で,どちらかというとPC-BSDは米国や日本で,DesktopBSDは欧州で知名度があります。
- Review of FreeBSD 7
FREE SOFTWARE MAGAZINEにおいてYousef Ourabi氏によるFreeBSD 7のレビュー記事Review of FreeBSD 7が公開されています。とくにFreeBSD 7で導入される機能,中でもULE・ZFS・(まだ正式には統合されていないものの)finstall,(こちらも初期サポート段階ながら)Sun T1/T2プロセッササポートなどにフォーカスをあて,高いパフォーマンスや機能性を紹介しています。
FreeBSD Daily Topics
- 2008年3月25日 Gnome 2.22.0登場 - HALでvideo4linux対応,ダイレクトリレンダリング有効,アップグレード手順,トラブルシューティング
- 2008年3月21日 FreeBSD 7 VMwareイメージ登場,6.3→7.0アップグレード,got BSD登場,[USENIXプロシーディングがオープンアクセスへ,PostgreSQL更新ほか
- 2008年3月20日 Dragonfly BSDスケール,atacontrol(8)にスピンダウン機能,split(1)に分割数指定,ZFS mmap(2)修正他
- 2008年3月19日 Google Summer of Code 2008受付開始,日本語LaTeX,Qt4更新,Logwatch/GeoServer登場他
- 2008年3月18日 AsiaBSDCon 2008オンライン登録開始,FreeBSD vs Linuxパイプ性能,FreeNAS/pfSense/PC-BSD/DesktopBSD 7ベースへ,BSDA DVD登場
- 2008年3月14日 実行するコアを指定するcpuset(1)登場,cp(1)に'-a'追加,Common Lisp WM Stumpwm登場,OpenOffice.org 3開発版登場,Grails登場ほか
- 2008年3月13日 KSE削除 M:Nスレッド実装に幕引き,malloc(3)ベンチマークFreeBSD vs Linux,vr(4)オーバーホール
- 2008年3月12日 FreeBSD vs Linuxベンチマーク,ULE CS 25%以上高速化,PC-BSD 1.5RC3登場,fifolog(1)導入,realpath(1)機能拡張,他多数
- 2008年3月11日 CVSMode対応csup(1),Attansic/Atheros L1 GB Ether age(4)開発,Intel 3945ABGワイヤレスLAN IEEE 802.11 wpi(4)ドライバ改善,XFree86-4削除他
- 2008年3月10日 新CPUトポロジ機能ULEマージ開始,pkg_add(1) -rオプション修正パッチ,7レビュー記事2つ,SoC卒業生のその後

