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2008年10月16日≪注目≫OpenOffice.org 3.0.0登場、Eclipse IDE不安定化の対処方法

ports

editors/openoffice.org-3

2008年10月13日、統合オフィスアプリケーションOpenOffice.orgのportが最新版となるOpenOffice.org 3.0.0へアップグレードされました。OpenOffice.org 3.0.0の公開に合わせた迅速なアップグレードです。

従来の2系と比較して大幅な機能追加や改善が実施されています。2系を採用している場合には3系を試験しつつ、アップグレード計画を立案すべき時期にきたといえます。またこれに合わせてeditors/openoffice.org-3-RCはIGNOREに変更されています。

図1 OpenOffice.org 3起動画面例
図1 OpenOffice.org 3起動画面例
図2 OpenOffice.org 3スプレッドシート動作画面例
図2 OpenOffice.org 3スプレッドシート動作画面例
図3 OpenOffice.org 3ワープロ動作画面例
図3 OpenOffice.org 3ワープロ動作画面例
図4 OpenOffice.org 3プレゼンテーション動作画面例
図4 OpenOffice.org 3プレゼンテーション動作画面例
図5 OpenOffice.org 3画像編集動作画面例
図5 OpenOffice.org 3画像編集動作画面例

OpenOffice.orgは「/usr/local/bin/openoffice.org-3.0.0」のようにバージョン番号を含んだ状態でインストールされます。このためコマンドラインから起動する場合にはバージョン番号まで含めておく必要があります。エイリアスを張ってもバージョンアップが実施されると効果がなくなります。こういった場合は、次のような起動用の簡単なスクリプトを用意しておくと便利です。

OpenOffice.org起動スクリプト oo(1)
#!/bin/sh

openoffice=$(ls /usr/local/bin/ | grep -E "openoffice.org-[^-]*$")

if type "${openoffice}" > /dev/null 2>&1
then
    exec "${openoffice}" ${@+"$@"}
else
    echo "OpenOffice.org is not installed."
fi
java/eclipse

統合開発環境Eclipseですが、場合によっては最近アップグレードに失敗して動作が不安定になった方がいらっしゃるかもしれません。とくに以前からEclipseを使っていてLinux Sun JDK15やLinux Sun JDK16がインストールされている場合には不安定に動作するようになる可能性があります。

これはLinux Sun JDKがビルドに使われることで発生する問題です。代わりにDiablo JDK16を使っても日本語入力に問題が発生し動作しません。この問題を解決するには、Linux系JDKをすべて削除してからjava/jdk16をインストールし、Diablog JDK16ではなくビルドしたJDK16を使うようにします。なお入れ直したJDK16でEclipseおよび関連プラグインを再構築してください。

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