FreeBSD Daily Topics

2009年6月25日FreeBSD/PC-BSDワークステーションiX-Apollo Extreme誕生、Mono 2.4登場、Flash10/f10パッチ、Generic FSマウントプロジェクト他

heads-up

iX-Apollo Extreme Series Workstation

iXsystemsは2009年6月22日(米国時間⁠⁠、同社としては初のPC-BSDワークステーションとなるiX-Apollo Extreme発表しました。最新版のPC-BSDを搭載するとともに、Intel Core i7、NVIDIA GeForce 9800 GT、最大16GBのDDR3メモリなどに対応。また省電力性能を発揮するように設計されていると説明されています。

 iX-Apollo FreeBSD Workstation
図 iX-Apollo FreeBSD Workstation

FreeBSDとPC-BSDに最適と名打って販売されるワークステーションであり、FreeBSDが動作するH/Wが場合には便利といえます。イメージ画像をみるかぎりでは、筐体にデーモンロゴがはめこまれており、なかなかクールです。

ports

Mono 2.4

Ports CollectionのMono port(lang/mono)が最新安定版となるMono 2.4対応へアップグレードされました。これに合わせてMonoベースで構築されているportsもアップデートが実施されています。アップグレードを実施したFlorent Thoumie氏は自身のブログにおいて、このバージョンアップにともなっていくつかC#関連のportsを使いうちに追加すると紹介しています。

Flash10 for Linux_base-f10

Sean C. Farley氏がemulation mlにおいて、Linux Flash10プラグインをlinux_base-f10で動作させるためのlibflashsupport.soファイルをlinux-f10-flashsupport-9.0.1.i386.tar.gzとして公開しました。

執筆現在ではまだ追加されていませんが、linux_base-f10に対応することになるFlash 10のportはwww/linux-f10-flashplugin10として導入されるのではないかと見られます。

links

Generic file system mounting project

Google Summer of Code Generic file system mounting projectにおいてNetBSD SoCの1つの内容がArnaud Ysmal氏から紹介されています。

ファイルシステムはそれぞれが独自のプロパティマウントプロトコルを持っていますが、これを汎用的なプロトコルへ変更することで、ファイルシステムをマウントするときに特定のファイルシステムタイプを指定しなくともマウントを可能にしようというものです。すでにコンセプトプルーフの実装は完成しており、RUMPを使った実験例が紹介されています。興味深い取り組みです。

Improving RAIDframe parity handling

Google Summer of Code: Improving RAIDframe parity handlingにおいて、NetBSD SoCの1つの内容がJed Davis氏から紹介されています。これはソフトウェアRAIDドライバであるraid(4)が、不慮のシステムダウンを経たあとで機動するときに長いチェック時間がかかるのを改善しようというものです。

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