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FreeBSD Daily Topics

2009年10月21日 FreeBSDステータスレポート200904-09 その3 - Ports Collection現状とメンテナ募集他,FreeBSD TDM開発,FreeBSD/sparc64開発

heads-up

FreeBSD Quarterly Status Report 2009Q2-Q3

report - 2009年4月から9月までの6ヶ月間に実施されたプロジェクト報告が FreeBSD Quarterly Status Reportとして発表されました。次に興味深いトピックを紹介します。

FreeBSD Ports Management Team

Ports Collectionに登録されているportの数は20,700を越えたと報告されています。現在パッケージのビルド対象になっているアーキテクチャとバージョンは次のとおりです。

  • amd64-6
  • amd64-7
  • amd64-8
  • i386-6
  • i386-7
  • i386-8
  • sparc64-7
  • sparc64-8

i386-9向けのパッケージビルドは試験的に開始されていますが,9向けのパッケージビルドを継続していくには新しくマシンをホスティングする場所を探すか,または現在6向けに提供しているパッケージビルドを終了する必要があると説明があります。パッケージビルドにはpgollucci@, gahr@, erwin@, Boris Kochergin氏, Craig Butler氏らコミッタのマシンも使われています。

Ports Management TeamからはKirill Ponomarew(krion@)氏が離れ,かわりにIon-Mihai Tetcu(itetcu@)氏およびMartin Wilke(miwi@)氏が加わっています。とくにIon-Mihai Tetcu氏はQATと呼ばれるport自動チェックシステムの構築に携わっている人物で,新しいコミットを監視してPorts Collectionの品質を向上させる役割を果たしています。

現在進められている作業として次の項目が取り上げられています。

  • コミッタがテスト用に活用できるPorts Tinderboxesのセットアップ中。マシンを提供したり貸したりできる場合にはIon-Mihai(itetcu@)氏に連絡を入れてほしいと説明があります。
  • 現在残っているPorts PRのほとんどは"existing port/PR assigned to committer"のものであるため,portがあるべき姿にあるべく今後も作業をさらなる作業を続けていく必要があります。
  • 多くのportにメンテナがついているものの,4,700ほどのportがメンテナを持たない状態になっている。これらメンテナを持っていないportのメンテナを探していく必要があるとともに,i386版に遅れをとっているamd64版とsparc64版んパッケージのテスターがもっと必要だと説明されています。
FreeBSD TDM Framework

通信チップなどによくみられるTDM(Time Division Multiplexing)ユニットを搭載した機器を活用するための柔軟で汎用的なフレームワークの開発が進められています。ボイスバンドやサウンドデータチャンネルなど多くのコントローラとさまざまな種類のTDMAチャンネルをサポートするように設計されています。

実際に開発が進められているのはMarvell RD-88F6281リファレンスボードに対応するもので,これは他のチャンネルに大してどのようにTDMフレームワークを使えばいいかのサンプルになると説明されています。

TDMを使うことでアナログ電話とデジタルIP電話をともに活用するようなFreeBSDベースのVoIPシステムの構築ができるようになると説明があります。Asteriskのようなサードパーティ製VoIPソフトウェアと組み合わせることでVoIP PBXとして機能するとも説明されています。

FreeBSD/sparc64
FreeBSD/sparc64の開発経過が報告されています。次のとおりです。
  • National Semiconductor DP83065 Saturn Gigabit NICおよびSun Cassini/Cassini+に対応したcas(4)イーサネットドライバが追加されました。FreeBSD 8.0-RELEASEと7.3-RELEASEに取り込まれると見られます。このため同チップを搭載したNICやFire V440のオンボードNICが認識されるようになります。またこれはFreeBSD/sparc64に限らず,このチップベースのNICを使った他のアーキテクチャにも適用されます。ただし,実機で試すことができないためB100ブレードおよびFire V480におけるcas(4)イーサネットドライバの問題は解決されていないと説明されています。
  • Fire V215やV245のようにFire Host-PCI-Expressブリッジ上に高徳されたsun4uマシンの初期サポートが追加されました。まだまだ改善や開発が必要で,それら成果物はFreeBSD 8.0-RELEASE後に9-CURRENTにマージしていくと説明されています。
  • snd_t4dwave(4) Trident 4DWaveブリッジデバイスに存在していたバグが修正されました。これら修正はFreeBSD 8.0-RELEASEと7.3-RELEASEに取り込まれるとみられます。
  • FreeBSD/sparc64におけるAta-marvell(4)のバグが修正されました。これら修正はFreeBSD 8.0-RELEASEと7.3-RELEASEに取り込まれると見られます。

著者プロフィール

後藤大地(ごとうだいち)

ONGS Inc.代表取締役。FreeBSD committer。MYCOMジャーナルにおけるニュース執筆他,『改訂第二版 FreeBSDビギナーズバイブル』,『D言語パーフェクトガイド』,『UNIX本格マスター 基礎編~Linux&FreeBSDを使いこなすための第一歩~』など著書多数.

著書

  • UNIX本格マスター 基礎編 〜Linux&FreeBSDを使いこなすための第一歩〜

    UNIX本格マスター 基礎編 〜Linux&FreeBSDを使いこなすための第一歩〜

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