FreeBSD Daily Topics

2010年12月1日FreeBSD Octeon開発報告

2010Q3 FreeBSD Status Reportが公開されました。報告されている中から興味深い話題を紹介します。

heads-up

FreeBSD/mips on Octeon

Octeonプロセッサ向けの開発成果物がすべて9-CURRENTへマージされつつあることが報告されています。関連するツールやコードも更新されていると説明があります。2コアシステムにおいてSMPが安定して動作していること、16コアまでの試験などを実施したことなども報告されています。

今後の開発課題として次の項目があげられています。

  • いくつかのPCIデバイスが動作していないので、これを修正する
  • ホストモードでのUSBサポートが完璧には動作していないので、こ部分を開発して試験する
  • DMAに対応したATAベースのCompat Flashドライバへの対応開発開始
  • GPIOドライバをSimple Executiveを使うように書き換え
  • Linuxから派生したocte Ethernetドライバはさらなる性能改善が可能なのでこれに取り組む

OcteonはマルチコアのMIPSプロセッサで、数多くのコアを内蔵できるという特徴があります。主にネットワークアプライアンスで使われるプロセッサです。メニーコアでの利用が可能になると、FreeBSDを組み込んだ高性能ネットワークアプライアンスを開発しやすくなると期待されています。

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