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2011年5月25日 ツールチェーン,FreeBSD 10を目処にBSDライセンス化

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2011年5月13日および14日,カナダのオタワにて*BSD国際会議「BSDCan 2011」が開催されました。11日および12日にはチュートリアルが開催された他,FreeBSD DevSummitも開催されています。4日間の中から,とくに興味深い話題をピックアップして紹介します。

FreeBSD Toolchain and Clang

GCCがGPLv3に移行して以来,FreeBSDはシステムデフォルトのGCCコンパイラのバージョンをGPLv2のもとで提供された最後のGCCに固定しています。すでに古いバージョンになっており,メンテナンスの対象からはずれていること,最新の機能が活用できないことなどから,新しいツールチェーンの存在が求められています。

また,組み込みでFreeBSDを利用したいというベンダの要求もあり,ベースシステムからGPLのもとで提供されているソフトウェアをBSDライセンスのソフトウェアへ置き換える作業が続けられています。今回のFreeBSD DevSummitでもこの値の話題が議論され,昨年よりもかなり現実味を帯びてきた感じがありました。具体的に,

  • いつ,どのタイミングで,FreeBSDデフォルトをGCCからClangへ置き換えるのか
  • いつ,どのタイミングで,Ports CollectionのビルドをGCCからClangへ置き換えるのか
  • 何をもって切り替えのタイミングの指針とするのか
  • より多くのベンチマークを実施し,性能を切り替え理由にすべきではないか

などが議題としてあげられました。すでにClangでビルドしたシステムやアプリケーションを長らく使っている開発者もいて,その動作は安定していると話がありました。ビルド時間もClangの方が短くなるというのが大方の意見です。ただし,バイナリの性能はGCCが生成したものの方が優れているところがあり,最後の決め手の欠けるというのが現状といったところのように見えます。

具体的な日程や方法のコンセンサスが得られるところまで議論は進みませんでしたが,だいたいの流れとしてFreeBSD 10あたりを目処に,ツールチェーンをすべてBSDライセンスのツールに置き換えるといったような話が出ていました。

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