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2011年7月29日 NFSv4クライアントセットアップ方法 - mount_nfs(8)とfstab(5)

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FreeBSD 9-CURRENTにはNFSv4のコードがマージされています。FreeBSD 9.0を使ってNFSv4ストレージシステムの構築が可能です。これまで6回に渡ってNFSv4サーバのセットアップ方法とNFSv4クライアントのセットアップ方法を紹介してきました。今回の説明でNFSv4関連の基本的なセットアップ方法の説明を締めくくります。

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How to setup the NFSv4 client - mount_nfs(8) and fstab(5)

current - ここまで準備を進めたら,あとはクライアントからマウントするだけです。mount_nfs(8)コマンドを使い,NFSv4でマウントする場合はオプションとして「-o nfsv4」を指定します。たとえば次のように実行します。

NFSv4サーバの/home/daichiをマウントする例

mount_nfs -o nfsv4 dacolm.ongs.co.jp:/home/daichi /mnt

NFSv4ではNFSv4サーバの/etc/exportsで指定したツリールート以下であればどこでもマウントできます。ただし,/etc/exportsにエキスポートするマウントポイントとして指定したもの以外のパスを指定しても何も見えません。マウントしてもls(1)で確認すると何も表示されないという場合,/etc/exportsにそのエントリが入っていない可能性があります。

mount_nfs(8)でマウントできることを確認したら/etc/fstabにエントリを追加しておきます。たとえば次のようなエントリを追加します。ファイルシステムのタイプとして「nfs」を指定し,オプションに「nfsv4」を追加します。システム起動時に自動的にマウントさせたい場合にはnoautoの指定を取り除いてください。

/etc/fstabに記載するNFSv4マウントの例

nas.example.co.jp:/usr/ports/distfiles  /usr/ports/distfiles nfs nfsv4,noauto,rw,retrycnt=1 0 0
nas.example.co.jp:/home/daichi          /home/daichi         nfs nfsv4,noauto,rw,retrycnt=1 0 0
nas.example.co.jp:/home/netdisk1        /home/netdisk1       nfs nfsv4,noauto,rw,retrycnt=1 0 0
nas.example.co.jp:/home/netdisk2        /home/netdisk2       nfs nfsv4,noauto,rw,retrycnt=1 0 0
nas.example.co.jp:/home/netdisk3        /home/netdisk3       nfs nfsv4,noauto,rw,retrycnt=1 0 0

これまではユーザIDとグループIDを揃えたり,または揃えるためにNISを動作させる必要がありましたが,NFSv4からはその必要性が低くなっており手軽に導入できるようになっています。動作させるデーモンが増えてはいるものの,これまで報告されていたバグも修正されており魅力的な環境に仕上っています。またZFSとの相性の良さも魅力的です。

ひとつ注意が必要なのは,/etc/rc.confや/etc/fstabに指定する項目や設定内容,実行するコマンドやそのオプションなど,これまで時間とともに何度も内容が変更されています。9.0-RELEASEが登場するころには,これまで7回に分けて説明した内容のいくつかは,別の名前に変わっていたり,デフォルトの値が変更されている可能性があります。紹介した内容を利用する場合,同時にマニュアルも参照して最新の状況に合わせるようにしてください。

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