FreeBSD Daily Topics

2012年6月20日サードパーティ製カーネルモジュールを自動的に再構築させる方法

current

Knob PORTS_MODULES for the auto kernel module rebuilding

FreeBSDではサードパーティ製のカーネルモジュールは/boot/modules/にインストールされることになっています。このカーネルモジュールはカーネルを再構築した場合に合わせて再構築する必要があります。

サードパーティ製カーネルモジュールの再構築を忘れると、そのアプリケーションが利用できなくなったり、おかしな挙動を見せることがあります。代表的なところではVirtualBoxのカーネルモジュール(emulators/virtualbox-ose-kmod: vboxdrv.ko、vboxnetadp.ko、vboxnetflt.ko)やNVIDIAグラフィックドライバカーネルモジュール(x11/nvidia-driver: nvidia.ko)などがあります。これらカーネルモジュールはカーネルを再構築するごとに同様に再構築を実施する必要があります。


PORTS_MODULES=  emulators/virtualbox-ose-kmod \
                x11/nvidia-driver

こうした再構築の手続きを簡単にするための機能が10-CURRENTに追加されました。/etc/src.confファイルに上記のような設定を追加しておくと、make installkernelのあと、自動的に対象のアプリケーションが再構築されるようになります。カーネルの再構築とアプリケーションの再構築をまとめて実施することができ便利です。よくカーネルの再構築をするような場合には覚えておきたいテクニックです。

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