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2013年7月30日FreeBSD 9.2-BETA2登場

release

FreeBSD 9.2-BETA2 available

「FreeBSD 9.2-BETA2」公開されました。amd64、i386、powerpc、sparc64版のISOイメージおよびUSBメモリイメージが提供されています。Subversion経由でBETA2へアップデートする場合にはsvn://svn.freebsd.org/base/stable/9を指定します。

9.2-BETA2 now availableの記載によれば、BETA1から次のバグ修正などが実施されたとあります。

  • FreeBSD NFSv4サーバおよびLinux NFSv4クライアントとの間の相互通信に関する問題の修正
  • nvme(4)およびnvd(4)の非512バイトセクタ対応に関する問題の修正
  • freebsd-update(8)への対応
  • XHCIリグレッションの解消
  • ipv6_prefix_IFにおけるバグの修正
  • ifconfig(8)オプションにおけるアドレス範囲の指定に関する問題の修正
  • named(8)におけるセキュリティ脆弱性の修正(FreeBSD-SA-13:07.bind)

freebsd-update(8)におけるバイナリアップデートはamd64およびi386に対して提供されています。freebsd-update(8)を使ったアップデート手順は次のとおりです。

# freebsd-update upgrade -r 9.2-BETA2
# freebsd-update install
# shutdown -r now
# freebsd-update install
# shutdown -r now
# freebsd-update install

カーネルおよびシステムをアップデートした後は基本的にすべてのアプリケーションを再構築することが推奨されます。とくに8系などひとつ前のメジャーバージョンからアップデートした場合にはすべてのアプリケーションの再構築が必要です。ないしは、/usr/ports/misc/compat8x/をインストールして8系のライブラリをインストールして使い続けるという手もあります。

BETA2はスケジュール通りにリリースされました。予定どおりに進めば8月1日には9.2-RELEASEに向けSubversionリポジトリにreleng/9.2ブランチが作成されRC1のビルドが開始される見通しです。1週間ごとにRC3までリリースが実施されたのち、8月の23日には9.2-RELASEのビルドが開始され、8月末にリリースがアナウンスされる見通しです。

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