FreeBSD Daily Topics

2013年10月22日FreeBSD on Amazon EC2対応状況(名古屋での勉強会は本日夕方からです)

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2013年第3四半期のステータスレポートが公開されました。最近のFreeBSD関連で活動が活発なもののいくつかの状況が報告されています。

FreeBSD on Amazon EC2

Colin Percival氏からAmazon EC2におけるFreeBSDの対応状況が報告されています。Amazon EC2向けに提供されているAIMは8.3-RELEASE、8.4-RELEASE、9.0-RELEASE、9.1-RELEASE、9.2-RELEASE、10.0-ALPHA/BETAです。8系と9系はXENHVMカーネルが動作し、10.0ではGENERICカーネルが動作しています。

8系と9系ではパッチを当てる必要はないものの、XENHVMカーネルコンフィグファイルを指定してカーネルを構築したものが使われているため、freebsd-update(8)でバイナリアップデートを実施することができません。FreeBSD 10.0-ALPHA3からはGENERICカーネルにXENHVMの機能がマージされるようになりました。このため、FreeBSD 10.0からはAmazon EC2でfreebsd-update(8)によるシステムのアップデートが可能になります。

今のところFreeBSDはHVM仮想化で動作します。この結果、古いタイプのEC2インスタンス(m1、m2、c1、c2)ではWindowsとして振る舞う必要があり、ほかのインスタンスと比較して料金が割高になるそうです。新しいEC2インスタンス(cc1、cc2、cg1、cr1、hi1、hs1、m3)ではUNIXイメージとして実行できるため、より低いレートで実行できるとされています。

Amazon EC2におけるFreeBSDの利用はこれから本格的に広がっていくものと見られます。特にFreeBSDにおけるXen対応は現在開発段階にありますので、安定性やバグ、性能の面など今後リリースごとに改善が進むものと見られます。

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FreeBSD Study

開催の告知から急だったので誠に申し訳ないのですが、本日の夕方(18:00開場、18:30開始)に名古屋で初のFreeBSD勉強会となるFreeBSD 勉強会 IN 名古屋 Vol.1を開催します。名古屋駅の近くにあるベースキャンプ名古屋というコワーキングスペースにて開催です。ここで『FreeBSDを1,000台管理する方法シリーズ』から特にこれまで反響がよかったものをピックアップしてティップスを紹介する予定です。名古屋の*BSDユーザの方にお会いできますことを楽しみにしてます。席にはまだ空きがありますので、お時間がある方はぜひご検討ください。参加申込はFreeBSD勉強会 IN 名古屋 Vol.1からお願いします。

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