Linux Daily Topics
2010年1月19日 Linux向けのオープンソース暗号化ツール ベスト5
クレジットカード番号のようなクリティカルなデータは,生の状態での送受信はできるだけ避けたいもの。ここで重要な役割を果たすのが,暗号化ソフトウェアだ。今日はTECH SOURCE FROME BOHOLというサイトに掲載されていた,Linuxユーザにおすすめの5つのオープンソース暗号化ソフトウェアを紹介したい。
①TrueCrypt
仮想ディスクの暗号化ツールとしてはかなり有名なソフト。パーティションやUSB/HDDといったストレージデバイスをまるごと暗号化することが可能。暗号化したボリュームはUSBと同じようにマウントできる。Windows XP/Vista/7やMac OS Xにも対応しており,たとえばLinuxで暗号化したボリュームをWindowsやMacで利用するなどの使い方もOK。
暗号アルゴリズムとしてはAES-256,Serpent,Twofishなどが利用できる。現在採用している方式はXTSモード(旧バージョンとの互換性あり)。
②GNU Privacy Guard(GNU PG)
メールの送受信など,おもにプライバシー保護に重点が置かれたソフト。OpenPGPに完全準拠している(PGP互換)。KDEのKMailやEvolution,GNOMEのSeahorseのように,すでに多くのソフトウェアで採用済み。
利用可能なアルゴリズムはElGamal, DSA, RSA, AES, 3DES, Blowfish, Twofish, CAST5, MD5, SHA-1, RIPE-MD-160, TIGERなど。
③OpenSSL
ご存じSSLとTLSを実装するおなじみのソフト。このOSSプロジェクトのめざすところはSSL v2/v3およびTLS v1を完璧に実装し,フリーでありながら商用製品と同レベルの高セキュリティを実現すること。おもだったライブラリはC言語で書かれており,その実装系も数多く存在する。
④Seahorse
GNOMEのフロントエンドアプリケーションのひとつで,暗号鍵を管理するソフト。鍵と鍵リングをセットで扱う。シンプルで使いやすいGUIが特徴で,SSL/PGPともに簡単に扱える。HKP/LDAPの鍵サーバをサポートする。
⑤MCrypt
UNIXの古いcryptコマンド/パッケージを置き換える暗号化ツール。以前のものは第2次世界大戦で使われた伝説の暗号“エニグマ”に非常によく似たアルゴリズムを使用していたが,現在は機能はほぼ同じでも,暗号の強度はずっと向上している。
Linux Daily Topics
- 2010年1月29日 Ubuntu 8.04 LTSの最終メンテナンスバージョンが登場
- 2010年1月28日 Linux FoundationによるWebトレーニングセミナー開始
- 2010年1月27日 Linuxコード開発者の75%はボランティアではなく「業務命令」で
- 2010年1月26日 軽くて速いUbuntuを! その名も“Lubuntu Lucid Lynx”がアルファ2に
- 2010年1月21日 「サードベンダのローコストRHELサポートは“悪夢”」ライバルとの対決姿勢を鮮明にするRed Hat
- 2010年1月20日 次のLinuxカーネルは3月初旬に,注目ポイントはやはり"Nouveau"
- 2010年1月19日 Linux向けのオープンソース暗号化ツール ベスト5
- 2010年1月15日 Ubuntu 9.10で壁紙用素材を追加する方法
- 2010年1月13日 ネットブックユーザに朗報! NVIDIA Tegra 2がUbuntuをサポートへ
- 2010年1月8日 Linuxユーザへのお年玉? Linuxペンギン「Tux」のペーパークラフトあらわる

