Linux Daily Topics

2012年3月8日 NVIDIAのLinux Foundation参加でどうなるNouveauプロジェクト

この記事を読むのに必要な時間:およそ 0.5 分

The Linux Foundationには数多くのベンダが参加しているが,昨年はトヨタやBroadcomなど,⁠え,こんな企業がLinuxを!?」という企業の参加が話題となることが多かった。そして今回,そうした企業がもう1社増えたようである。3月7日(米国時間)⁠NVIDIAのLinux Foundaitonへの参加が発表されたのだ。

Linux FoundationにはすでにIntelとAMDが参加しており,同じチップベンダであるNVIDIAが入ったとしても違和感を覚える向きは少ないかもしれない。だが,Linuxのカーネル開発にも積極的に関与しているIntel/AMDと異なり,NVIDIAはこれまでプロプライエタリなLinuxドライバの提供はしてきたものの,同社製グラフィックカードをリバースエンジニアリングしたOSSプロジェクト"Nouveau"への参加はかたくなに拒否し続けてきたという経緯がある。⁠Linuxに対応したドライバは提供する。でもそれをOSSで公開することは認めない」という姿勢を貫いてきたのだ。Linuxとは一線を置いた距離を取り続けたNVIDIAの参加で,Nouveauプロジェクトの開発が大きく変わる可能性がある。また,GeForceやTegraなどの同社製GPUプラットフォームのLinux対応が進むことも期待される。

NVIDIAはこれらの点についてはいっさいコメントをしておらず,⁠我々の参加によって,Linuxの未来をかたち作り,Linuxユーザや開発者にすばらしい体験を提供できるよう,Linux Foundationとコラボレーションしていきたい」と語っている。さまざまな面で,ぜひとも(できれば近いうちに)そうなってほしいと願う。

著者プロフィール

階戸アキラ(かいとあきら)

起きてからまず海外ニュースサイトのハシゴをしないと1日を始められない海外ニュースウォッチャー。英語は英検準一級の資格を持ち,日本人と話すより英語圏の人のほうがウマが合う。

コメント

コメントの記入