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2015年2月10日 Linux 3.19がリリース,次のバージョンは3.20? それとも…

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Linus Torvaldsは2月8日(米国時間)⁠Linuxカーネルの最新版である「Linux 3.19」の正式リリースを発表した。

Linux 3.19に追加/強化された主な機能は以下のとおり。

  • Btrfsにおけるエンハンスメント
    …RAID5/6におけるディスク交換を迅速かつライブに行う機能のサポート
  • Intel MPE(Memory Protection eXtensions: メモリ保護機能)のサポート
  • AMD GPU用の「HSA(Heterogeneous System Architecture)⁠ドライバ
    …中央演算処理と画像処理をシェアードメモリを用いて同じバス上で実現するフレームワーク「HSA」をAMD Radeonファミリで利用可能に
  • ARMベースのSoCである「Coresight」のサポート
  • Alteraの32ビット組み込み用プロセッサ「Nios II」のサポート
  • L2/L3スイッチや組み込み機器などハードウェア固有のオフローディングチップのサポート
  • NFSv4.2のサポート
    …ホールパンチング,保証された領域予約などを利用可能

このほか,読み込み専用の高圧縮ファイルシステム「SquashFS」でのLZ4圧縮アルゴリズムの採用や,KVMハイパーバイザでのIA64アーキテクチャサポートの停止なども新リリースに含まれる。

Linusは3.19のリリースと同時にLinux 3.20のマージウィンドウをオープンしているが,いくつかのメディアやユーザ/開発者からは「Linux 3.20ではなくLinux 4.0になるのだったのでは?」という声が出ている。これは2013年,Linux 3.12をリリースした直後にLinusが「Linux 2.6.xのケースのようにバージョン番号が肥大化していくことはLinux 3.xでは避けたい。Linux 3.19の次はLinux 4.0になっているだろうね」とした発言に基づいた推測だが,当のLinusはそのことには現時点ではまったく触れていない。どうやらこのままLinux 3.20として開発が続けられる公算が高そうだ。

著者プロフィール

階戸アキラ(かいとあきら)

起きてからまず海外ニュースサイトのハシゴをしないと1日を始められない海外ニュースウォッチャー。英語は英検準一級の資格を持ち,日本人と話すより英語圏の人のほうがウマが合う。

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