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2015年4月1日 Ubuntuのsystemd転向が呼ぶ波紋

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3月5日(世界標準時)⁠Ubuntuは4月23日リリース予定の「Ubuntu 15.04(開発コード"Vivid Vervet")⁠においてデフォルトの起動システムをUpstartからsystemdに置き換えることを明らかにした。

この発表は最初のベータ版が出た後に行われたが,⁠正式リリースまでのテスト期間で大きな不具合が生じた場合はUpstartに戻すこともありうる(UbuntuデベロッパのMartin Piit氏)⁠とも表明していた。だが3月23日の最終ベータ版のフリーズ報告ではsystemdにもUpstartについても触れられていなかったため,おそらくこのままsystemdに置き換えられると見られる。

Upstartからsystemdへのリプレースは,UbuntuのベースであるDebianがsystemdの採用を決定した1年前からささやかれていたことでもあり,それ自体はそれほど驚くべきニュースではないかもしれない。だがやはり急な決定である感は否めず,正式リリースを前にしてユーザの間ではまだ混乱が収まっていないようだ。UbuntuのKDE版を提供するKubuntuプロジェクトのJonathan Riddell氏も「世の中がUbuntuのsystemd変更で騒いでいるけど,ぼくたちも同じように混乱している」とこぼしており,突然ログインマネージャのSDDMがdisabledになったトラブルなどを報告している

UbuntuはサイトでUpstartユーザ向けにsystemdのマニュアルを公開するなど,正式リリースまでに混乱が拡大しないように努めているようだ。

なお,Ubutu PhoneのベースOSである「Ubuntu Touch」は現在のところsystemdには移行せず,Upstartのままのようだ。

著者プロフィール

階戸アキラ(かいとあきら)

起きてからまず海外ニュースサイトのハシゴをしないと1日を始められない海外ニュースウォッチャー。英語は英検準一級の資格を持ち,日本人と話すより英語圏の人のほうがウマが合う。

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