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2016年6月15日 スマホにもデスクトップにも ―DebianベースのハイブリッドOS「Maru OS」がプライベートベータ公開

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最近ではUbuntuタブレットの「Aquaris M10」のように,タブレットやスマートフォンにキーボードやマウスをBluetooth接続してPCのように使える端末が少しずつ登場している。そんな中,注目に値する2in1なプロジェクトがプライベートベータとして6月8日(米国時間)に公開された。Debian 8 "jessie"とXfce,そしてAndroid LolipopのハイブリッドOS「Maru OS」がそれだ。現時点でのバージョンは0.2.3で誰でもダウンロードすることが可能。

Maru OS
URL:http://maruos.com/

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Maru OSは「完璧なコンテキストアウェア(context aware)なOS」を目指したプロジェクトで,外出時にはAndroidスマートフォンとして,自宅やオフィス,あるいはホテルなどでの作業にはDebian & XfceのLinux PCとして,それぞれの環境に応じた使い方ができるというもの。環境の切り替えはコンテナによって行われる。スマホ端末のネットワーク機能やストレージを使って,どこでもインターネットに接続可能なワークスペースが誕生するというわけだ。デスクトップPCとして使用するときは,端末をHDMIでディスプレイに接続すれば,Debianが5秒ほどで起動する。ディスプレイに接続している間も端末上はAndroidが動作したままなので,スマホとして同時に利用することも可能だ。また,端末をアンプラグした場合も,デスクトップ環境はそのまま維持される。もちろん,Bluetoothインタフェースを備えたキーボードやマウスであればほとんどの周辺機器が利用可能だ。

Maru OSは現在,⁠ドキュメントの整備など,オープンソース化のための作業を進めている最中」で,開発チーム内でオープンソース化に向けて調整が行われているという。残念なことに現時点でMaru OSが稼働するデバイスは「Nexus 5(D820/D821)⁠のみだが,プロジェクトチームは他のNexusデバイスのほか,Nexus以外のデバイスのサポートも計画しており,⁠オープンソースになれば,他のデバイスのサポートも進むはず」と期待している。

GitHub - maruos
URL:https://github.com/maruos/maruos

著者プロフィール

階戸アキラ(かいとあきら)

起きてからまず海外ニュースサイトのハシゴをしないと1日を始められない海外ニュースウォッチャー。英語は英検準一級の資格を持ち,日本人と話すより英語圏の人のほうがウマが合う。

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