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2017年9月14日 Google,IoT向けOS「Fuchsia OS」のコアを「Zircon」にリネーム

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約1年前に本コラムでも紹介した"Googleの謎の新OSプロジェクト"こと「Fuchsia OS」発表当初はAndroidでもChrome OSでもない,まったく新しいOS」としか説明がなかったが,ここにきてすこし動きが見えてきたようだ。Googleの開発者であるPetr Hosekは9月12日(米国時間)⁠GitHubのリポジトリにおいて,Fuchsiaのコアとなる最下層のAPIレイヤを「Magenta(マゼンタ)⁠から「Zircon(ジルコン)⁠にリネームしたことを明らかにしている。

[Fuchsia] Magenta -> Zircon - llvm-mirror/llvm - GitHub

Googleが公開するFuchsiaプロジェクトのサイトによれば,ZirconはFuchsia OSのコアプラットフォームで,ユーザスペースサービスや各種ドライバ/ライブラリから構成されるマイクロカーネルだ。Fuchsia OSの起動やハードウェアアクセス,ユーザスペースプロセスの起動などを制御し,将来的には100程度のsyscallを含めたいとしている。これまで"Magenta"と呼ばれていた部分だが,より多様な機能を含むことを意識したのか,数多くのカラーバリエーションをもつ鉱物"Zircon"にちなんだ名称に変更された。

Fuchsia OSは3条項BSDライセンスを採用しており,システムUIのArmadilloやアプリケーションはインタフェースやアプリケーションはGoogleのモバイルアプリケーション開発環境Flutter SDKで書かれている。Linuxカーネルを含まない「AndroidでもChrome OSでもない,まったく新しいOS」がモバイルOSとしてどう進化していくのか,そしてGoogle発のオープンソースプロジェクトとしてどう発展していくのか,ふたたび注目が集まりそうだ。

著者プロフィール

階戸アキラ(かいとあきら)

起きてからまず海外ニュースサイトのハシゴをしないと1日を始められない海外ニュースウォッチャー。英語は英検準一級の資格を持ち,日本人と話すより英語圏の人のほうがウマが合う。

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