Linux Daily Topics

2019年3月28日 systemdフリーをあきらめない ―Gentoo,テストブランチでGNOME 3.30をinitで動かす

この記事を読むのに必要な時間:およそ 0.5 分

いまではほとんどのLinuxディストリビューションでデフォルトとなっているsystemdだが,どのディストリビューションにおいても"systemdフリー",systemdを使わずにinitベースで起動する環境を強く求めるユーザは少なくない。Gentooの主要開発者で,Gentoo GNOMEデスクトッププロジェクトのリードを務めるMart Raudseppもそのひとりだ。3月27日,Raudseppはsystemdフリーへの取り組みの成果として,Gentooテストブランチで利用可能になったGNOME 3.30を,OpenRC(Gentooがメンテナンスするinitシステム)で動かせるようにしたことを明らかにしている。

Gentoo GNOME 3.30 for all init systems -Mart Raudsepp
Gentoo GNOME 3.30 for all init systems -Gentoo Linux

Rudseppらはsystemdのコンポーネントの1つ「logind」をsystemdから切り離し,独立したデーモンとして動作させるelogindというプロジェクトをGentooプロジェクト内で進めており,起動システムとしてsystemdを望まないだけでなく,GNOMEなど使い慣れたデスクトップ環境もsystemdフリーで利用したいというユーザに向けて開発を続けてきたが,今回のアナウンスはelogindにおける大きな成果のひとつと位置づけられる。

GNOMEは現在,3月13日にリリースされた「GNOME 3.32」が最新版だが,6~8週間(約2ヵ月)以内には,今回のGNOME 3.30と同様にGNOME 3.32でもテストブランチでのsystemdフリーが実現する見込みだとしている。

著者プロフィール

階戸アキラ(かいとあきら)

起きてからまず海外ニュースサイトのハシゴをしないと1日を始められない海外ニュースウォッチャー。英語は英検準一級の資格を持ち,日本人と話すより英語圏の人のほうがウマが合う。

コメント

コメントの記入