Ubuntu Weekly Topics

2008年5月9日号 Ubuntu Open Week,Intrepid Ibex,Launchpad 1.2.4,Universe Contributorsチーム,Ubuntu Story

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Ubuntu Open Weekが開催されました

4月28日から5月3日まで,IRC上の#ubuntu-classroomでUbuntu Open Weekが開催されました。これは次期Ubuntuの開発前に,より良いリリースにするために「どんな貢献ができるか・どのように貢献するか」を解説するイベントです。バグの報告・修正方法,パッケージの作成,ISOイメージのテスト,各開発チームの紹介など,開発期間の間に必要となるあらゆる情報が,その道のエキスパートによって解説されました。

IRCのログはすべて上記サイトにて公開されていますので,今後も簡単に読むことができます。また,前回のログの一部は,こちらで翻訳されています。

Intrepid Ibexの開発が始まりました

5月2日にUbuntuの次期バージョンである,Intrepid Ibexの開発開始がアナウンスされました。一番最初のフェーズでは,開発ツール一式(toolchain)のアップデートが行われ,それが完了次第すぐにDebianのunstableからパッケージ群のインポートが行われます。6月26日のDebianImportFreezeまでは,Debian unstableで変更された結果はUbuntuにも自動的に反映されます。ただし,DebianのパッケージであってもUbuntu独自の修正が行われたもの(バージョンにubuntuという文字列が入ったパッケージ)については,手作業による修正点の反映が必要です。

DebianImportFreezeの直前である6月12日には最初のAlpha 1がリリースされます。これは,ほぼDebian unstableベースにUbuntu 8.04 LTSの一部を反映したものであり,各パッケージのバージョンがあがっただけで,Ubuntuとしての調整や新機能の追加は行われていません。

Intrepidで実装すべき新機能はこちらの記述を参考に,6月5日までに提案してください。提案の一部については5月19日から23日の間に開催されるUbuntu Developer Summitで議論されます。

10月30日の正式リリースに向けた詳しいスケジュールについては,こちらのページをご覧ください。

Launchpad 1.2.4がリリースされました

5月1日にLaunchpadが1.2.4にアップデートされました。主な変更点は次の通りです。

  • PPAでもUbuntuのバージョンごとにパッケージを公開できるようになりました。
  • PPAで公開されたパッケージを簡単にコピーできるようになりました。例えば,自分のアーカイブ中で前のリリースバージョンから新しいリリースバージョンへ,他のプロジェクトのPPAパッケージを自分のアーカイブへ,自分のPPAパッケージをアップロードを許可された他のプロジェクトへ,といったパッケージの移動を容易に行えます。
  • プロジェクトコードの概要ページ(例:Bazaarのデザインが変更され,プロジェクトの活動度やブランチの重要度などが簡単に把握できるようになりました。

Universe Contributorsチーム

以前から何度かお伝えしているMOTU(Master Of The Universe)の下部組織としての「Ubuntu Universe Hackersチーム」の命名問題についてですが,4月25日のMOTU協議会のミーティングにおいて,さまざまな提案とその投票の結果「Universe Contributorsチーム (universe-contributors)」となることが決定されました

新しいチームIDであるuniverse-contributorsはREVUへのアップロード鍵の管理として使われているubuntu-universe-contributorsと似ているため,古い方は使用方法に即してrevu-uploadersに変更されます。

Ubuntu Story

ヨーロッパのCentrologic社がUbuntu Storyというサイトを立ち上げました。これはUbuntuのユーザが,いくつかのテーマに沿ったUbuntuに関する体験談を投稿していくサイトです。さっそく,さまざまな職業のユーザが多種多様な体験談を投稿しています。

Amarok 2のナイトリービルド

Amarokプロジェクトは,Neonというプロジェクト名で現在開発中のAmarok 2のナイトリービルドを提供することを発表しました。現在は,LaunchpadのPPA(Personal Package Archives)を使って,Kubuntu向けビルドのみ提供されていますが,今後はOpenSUSE向けのパッケージも提供される予定です。

あくまで不具合の確認や品質向上,新機能の確認,新規開発者の勧誘を目的とした開発版の提供であり,一般の利用者が使用することは想定されていません。設定やデータの保存場所などは既存のAmarokと分離されるため,Amarok 1との併用は可能です。詳しいことは,パッケージ作成者であるApacheloggerのWikiページを参照してください。

Ubuntu Weekly Newsletter #89が発行されました

5月4日に,Ubuntu Weekly Newsletter #89が発行されました。

コミュニティニュース

前述のUbuntu Open Weekが開催された話とIntrepidの開発開始の話に加えて,新しくMOTUメンバとなった,Rick Clark (dendrobates)が紹介されています。

その他のニュース

インターネット上でUbuntuに言及する記事として,以下の記事が紹介されています。

フォーラムニュース

今週のインタビューはおやすみのようです。また,今週のチュートリアルでは,Ubuntu標準のファイル・マネージャであるNautilusをもっと軽量でNautilusと同等の機能をもったPCManファイルマネージャに置き換える方法が紹介されています。

今週のセキュリティアップデート

4月30日から5月6日までに,下記のセキュリティアップデートが行われました。

5月5日
5月6日

著者プロフィール

柴田充也(しばたみつや)

Ubuntu Japanese Team Member。数年前にLaunchpad上でStellariumの翻訳をしたことがきっかけで,Ubuntuの翻訳にも関わるようになりました。

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