Ubuntu Weekly Topics

2008年7月4日号 Intrepid Alpha 1,Launchpad Translationsのライセンス,Launchpad 1.2.6,Full Circle Magazine 第14号

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Intrepid Alpha 1がリリースされました

6月28日にUbuntuの次期バージョンIntrepid Ibexの最初のテスト版であるAlpha 1リリースされました。これは元々,6月12日にリリースされる予定だったものです。

まだ最初のテスト版であるため,8.04からの目立った変更点はそれほど多くありません。Linuxカーネルが最新開発版である2.6.26ベースになり,Debianから新しいバージョンのパッケージがインポートされたぐらいです。

あくまでもテスト版であり,日々のアップデートによってシステムが壊される可能性もあるので,通常の利用は推奨されていません。あくまでもテストや開発目的にご利用ください。また,今回はLive CD形式イメージは用意されていません。

Debian Import Freeze

開発版であるIntrepidに対して,6月26日にDebian Import Freeze (DIF)が行われました。これにより,Intrepidの開発が開始されてから自動で行われていた,Debianのunstableリポジトリとのパッケージの同期が停止します。今後,Ubuntuの開発版リポジトリに存在するパッケージのバージョンを,Debianのunstableリポジトリのそれと同じにしたい場合は,マージ/Sync作業が必要になります。

Launchpad Translationsのライセンス変更

Launchpad Translationsで投稿された翻訳語のライセンスが修正BSDに変更されることになりました。これまで,翻訳語のライセンスはこちらで書かれている内容に従っていたのですが,一部曖昧な部分があり他のフリーソフトウェアプロジェクトで使う際に問題が生じる場合があったためです。

Launchpad Translations(もしくはユーザページのTranslationsTranslations licensing”)にアクセスすると,この変更に同意し,これまで翻訳したデータにも修正BSDライセンスを適用するかどうかを尋ねられます。同意し適用する場合はLicense all my translations under the BSD licenseを選択して,「Confirm」ボタンを押してください。

同意しない場合は(“Have all my translations removed from Launchpadを選択した場合は),これまで投稿したすべての翻訳データが削除されます。ただし,同意しない場合であっても,削除されたあとに翻訳した内容については修正BSDライセンスが適用されます。この確認は7月31日まで行われます。7月31日までに,設定が行われなかったユーザの翻訳データについてはそのまま残されます。

詳しい経緯や修正BSDライセンスが選ばれた理由については,Launchpadの特設FAQをご覧ください。

Launchpad 1.2.6がリリースされました

7月1日にLaunchpadが1.2.6にアップデートされました。主な変更点は次の通りです。

Full Circle Magazineの第14号が発行されました

6月28日にFull Circle Magazineの第14号が発行されました。次のトピックなどが掲載されています。

  • “コマンドに関する初心者向けの簡単な解説
  • ネットワークインストール用のサーバを作成し,LANポートに接続し起動するだけでUbuntuがインストールされるようなPlug and Play Zoneを作る方法
  • サーバインストール記事の第6弾,今回はメールの取得を行うFetchmailのインストール・設定とeGroupWareのインストールを行います
  • フォトレタッチソフトであるGIMPの使い方を紹介する記事の第3弾,今回は選択ツールの使い方に関する解説です
  • GPixPodを使って画像ファイルをiPodに転送する方法
  • 古いミニノートブックであるJVC MP-XV841にUbuntu 7.10をインストールする記事
  • MOTUであるSoren Hansenへのインタビュー
  • 今月のTOP 5は宇宙空間を舞台にしたゲームの紹介です
  • 読者投稿コーナーやQ&A,その他連載記事

Ubuntu Web Presence Team

Ubuntu Web Presence Teamのメンバ募集がアナウンスされています。Ubuntuの公式ウェブサイトの管理は,Canonicalの社員を含む限られたメンバで行われていました。そのため,ウェブサイトに関するバグがなかなか修正できない状態が続いていました。

そこで,今後はUbuntu Web Presence Teamとして,他のチームと同様により公開されたチーム体制を作り,管理運営していくようです。

Ubuntu Weekly Newsletter #97が発行されました

6月30日に,Ubuntu Weekly Newsletter #97が発行されました。

コミュニティニュース

上記でご紹介したIntrepid Alpha 1リリースの話に加えて,8.04.1リリースに向けてのスケジュール,新しいUbuntu Universe Contributorの紹介,Brainstormに関する二つのニュース,Ubuntu Womenプロジェクトの報告,新しいUbuntuメンバなどが紹介されています。

8.04で初めてのポイントリリースとなる8.04.1は7月3日にリリースされます。主に8.04リリース以降のアップデートを適用したLive CDという扱いになります。日本語ローカライズドCDについても8.04.1をリリースする予定ですが,スケジュールの都合上,一週間程度遅れる見込みです。

その他のニュース

インターネット上でUbuntuに言及する記事として,以下の記事が紹介されています。

  • 初めてLinuxを使うユーザ向けに,簡単なディストリビューションの比較と紹介を行っているMyBroadband.co.zaの記事
  • 新規Ubuntuユーザが遭遇しやすい10個のトラブルを紹介するlinux.comの記事

フォーラムニュース

今週のインタビューはおやすみのようです。また,今週のチュートリアルでは,パッケージのキャッシュファイルなどシステムに残っている不要なファイルを削除する方法が紹介されています。

今週のセキュリティアップデート

6月25日から7月1日までに,下記のセキュリティアップデートが行われました。

6月26日
6月30日

著者プロフィール

柴田充也(しばたみつや)

Ubuntu Japanese Team Member。数年前にLaunchpad上でStellariumの翻訳をしたことがきっかけで,Ubuntuの翻訳にも関わるようになりました。

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