週刊 Windows Azure Platform 通信

第28回Windows Azure Media Services発表、Windows Azure Trust Centerにてセキュリティ、プライバシー、コンプライアンス情報を公開、Windows Azure Service Bus EAI&EDI Lab最新版リリース

NAB 2012にてWindows Azure Media Servicesを発表

米国ラスベガスにて 4/14~19(現地時間)の日程で開催されている2012 NAB Show(National Associations of Broadcasters:国際放送機器展)にて、クラウド上でオンラインコンテンツの作成/管理/配信機能を提供するWindows Azure Media Servicesが発表されました。

大容量かつ多彩なフォーマットのデジタルコンテンツを拡張性の高いクラウドに効率良く保存でき、Microsoft Media Platformなどをベースとした、メディアコンテンツのアップロードや複数フォーマットでの編集・保存、デジタル著作権管理、Windows(PC、Phone)/Xbox/MacOS、iOS/Androidに対応したストリーミング/オンデマンド配信までを行える機能を備えています。

Windows Azure Media Servicesはプレビュー版が近日中に公開される予定で、メールにてプレビュー試用申込を受付中です(プレビュー版ではWindows Azure Media Services自体は無料、Windows Azureストレージ/データ転送/CDNの使用料金が掛かります⁠⁠。

また、併せてメディア事業における参照アーキテクチャガイドBroadcast Reference Architectureが公開されています。

Windows Azure Trust Centerでセキュリティ&プライバシー、コンプライアンス情報を公開

Windows AzureのWebサイト内にWindows Azure Trust Centerのページが公開、Windows AzureやSQL Azureのセキュリティ、プライバシーおよびコンプライアンスについての情報がまとめられています。ISO/IEC 27001認証およびEUデータ保護指令に対応する⁠Safe Habor⁠認証をベースとしたプライバシーの確保について、安全性を確保するための設計や利用方法についての詳細、ホワイトペーパーなどが用意されています。

なお、ボリュームライセンス契約で利用中の顧客に対して、EUの個人情報保護法に対応して下記を行う旨がアナウンスされています。

  • 個人情報保護法にあたるEUデータ保護指令および ISO/IEC 27001:2005を遵守する データ保護契約
  • EU外の第三国への個人情報移転について定めたEUモデル契約条項対応

Windows Azure Service Bus EAI&EDI Lab、2012年4月版公開

Windows AzureサービスバスEAI & EDI Labの2012年4月版がリリースされました。

こちらのLabは、Windows AzureでEAI(Enterprise Application Integration:エンタープライズアプリケーション統合)およびEDI(Electrionic Data Interchange:電子データ交換)を実現するための機能を提供しています。

今回のアップデートによりEAI面での機能が強化され、

  • Bridge:FTP ソースの利用/フラットファイル対応/スキーマエディタによるスキーマ作成/Service Consuming Wizardによる外部サービスへのメッセージ送信
  • Service Bus Connect:オンプレミスのSQL Serverへ接続するためのWindows認証対応/SSL対応

といった機能が追加されています。

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