Windows Azure通信

2013年4月25日号Windows Azureインフラストラクチャサービスを公開⁠Windows Azure仮想マシンとWindows Azure仮想ネットワークのサービス正式公開⁠機能強化

Windows Azureインフラストラクチャサービスを公開(4/17)

Windows AzureでIaaS型サービスを提供するWindows Azure仮想マシンおよびWindows Azure仮想ネットワークがサービス正式公開となり、これらのサービスを総称してWindows Azureインフラストラクチャサービスとして公開しています。

Windows Azure仮想マシンとWindows Azure仮想ネットワークのサービス正式公開、機能強化(4/17)

クラウド上で仮想マシンによるサーバ環境を提供するWindows Azure仮想マシンでは、Windows ServerおよびLinuxをサポート、あらかじめギャラリーに用意されているイメージから仮想マシンを作成できるほか、ご自身の仮想マシンイメージ(VHD)をコピーして稼働させることもできます(Hyper-VからのVHDコピー、配置といった操作がオンプレミス(社内設置型)環境と同様に行えます⁠⁠。

また、VMDepoのオープンソースギャラリーと統合されており、VMDepoに公開されているイメージから仮想マシンを作成、稼働することも可能です。ギャラリーからSQL Server/BizTalk Server/SharePoint Serverを搭載したイメージも利用可能になりました。

正式公開に伴い、SLA(Service Level Agreement)が4/16から有効になり、99.95%の年間稼働率を保証します。また、高スループットを要するアプリケーション向けにメモリを増強した、メモリ集中型インスタンス(仮想マシン)が新たに提供されます(下記リンク先表のA6、A7⁠⁠。

なお、ロードバランサー機能も組み込まれており、複数の仮想マシンでトラフィック負荷分散を自動で行います。

コンピューティング価格の引き下げも合わせてアナウンスされ、Windows Azure仮想マシン(Linux)が約25%、Windows Azureクラウドサービスが約33%の価格引き下げとなります。90日間無料評価版、およびMSDN/MPN(Microsoft Partner Network)ご参加パートナー向けのWindows Azureメンバープランの無償利用枠も拡大されており、メモリ集中型インスタンスも利用できます。

Windows Azure仮想ネットワークでは、クラウド上に仮想プライベートネットワークを構築することができ、Windows Azureと社内ネットワークとの間でインターネットによるVPN接続を実現します。

社内ネットワークをクラウド上に拡大して、Windows Azure仮想マシンによるサーバの増強や、Windows Azureの各種サービスと社内設置型サービスを連携させるハイブリッドソリューションの構築を行うことができます。サービスの正式開始により、Windows Azure仮想ネットワークも99.9%のSLAとなります。

SLA
Windows Azure仮想マシンでサポートされるOS/アプリケーションサーバ
価格

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