Windows Azure通信

2013年5月2日号:Windows Azure仮想ネットワークの機能追加,Windows Azure SDK for Ruby v0.5.0 公開,DjangoがWindows Azure Webサイトのギャラリーに追加他

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Windows Azure仮想ネットワークの機能追加:Point-to-Site接続,ソフトウェアVPN 接続を可能に(4/26)

先日正式公開になったWindows Azure仮想ネットワークの機能追加がアナウンスされました。これまでに提供されているWindows Azureに構成した仮想ネットワークと社内ネットワークのVPN接続は,Site-to-Site VPN(サイト間接続)と呼ばれ,社内ネットワーク側では固定IPアドレスを持つVPN機器(ハードウェア)で接続する必要がありました。

今回,Point-to-Site VPN(ポイント対サイト接続)と呼ばれるSSTPを使用した個別デバイスからの接続が可能になりました(こちらはプレビュー機能としての公開です)⁠

また,Site-to-Site VPNの接続元として,ソフトウェアのVPN機能を利用できるようになり,Windows Server 2012 RRAS(Routing and Remote Access Services:ルーティングとリモートアクセスサービス)を利用して,Windows AzureにVPN接続できます。

他の仮想ネットワークのアップデートとしては,仮想ネットワークのDNSサーバの設定を行った際,仮想ネットワークや仮想ネットワークに参加している仮想マシンを再度デプロイ/再起動しなくても,新しい設定が適用されるようになりました。

Windows Azure SDK for Ruby v0.5.0 公開(4/26)

Windows Azureアプリケーションを開発するためのライブラリやツールなどをまとめたWindows Azure SDK(Software Development Kit:開発キット)は,.NET/Java/Node.js/Python/PHPの各言語用およびモバイルサービス向けが用意されており,今回Ruby用であるWindows Azure SDK for Rubyが公開されました。

Windows Azure SDK for Ruby (v0.5.0)は,Windows/Mac/Linuxに対応しており,ストレージ(ブロブ/テーブル/キュー)へのアクセスやサービスバス(キュー,トピックス)を利用するためのライブラリ,CLI(Command Line Interface)ツールやPowerShellツールが含まれています。開発したRuby Webアプリケーションは,Windows Azure仮想マシンでホストする Linux 環境に配置できます。

Windows Azure仮想マシンのリモートPowerShellとSSHプロビジョニングニングおよびクラウドサービスのRDP設定における機能改善(4/26)

Windows Azure仮想マシン,SDK for Rubyの公開に合わせてWindows Azure仮想マシンやクラウドサービスの機能改善がアナウンスされています。

Windows Azure仮想マシンのアップデートとして,作成時にリモートPowerShellのエンドポイントを追加できるようになった他,Linux仮想マシン作成時にSSHキーをアップロードすることでパスワード認証を使わない設定ができるようになりました。

また,Windows Azureクラウドサービスでは,サービス(Web/Workerロール)をデプロイした後に,RDP(Remote Desktop Protocol:リモートデスクトップ接続)を管理ポータルから設定できるようになりました。

DjangoがWindows Azure Webサイトのギャラリーに追加(4/18)

PythonのWebアプリケーションフレームワークであるDjangoがWindow Azure Webサイトのギャラリーに追加されました。Windows Azure WebサイトのギャラリーテンプレートでDjangoを選択でき,Webサイト側にパッケージがインストールされた形で,すぐに利用できます。

Windows AzureクラウドサービスでPython/Djangoを利用する場合は,Windows Azure用ライブラリやコマンドラインツール,PowerShell,エミュレータが含まれたWindows Azure SDK for Python,Visual StudioのプラグインであるPython Tools for Visual Studio(CodePlexで無償公開)を利用することで,容易に開発を行うことができます。

馮富久の眼

今回はたくさんのニュースが出ました。その中で注目したいのは,RubyとPythonへの対応です。とくにDjangoがWindows Azure Webサイトのギャラリーに追加されたことで,Windows Azure上でのWebアプリ開発がさらに容易になったと言えるでしょう。

著者プロフィール

大森彩子(おおもりあやこ)

日本マイクロソフト株式会社 プラットフォームテクノロジーアナリスト。

マイクロソフト製品・テクノロジー全般,とくにWindows Azure Platformの啓蒙・マーケティングに関わり,2010年7月より現職。

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