ソロソロ来るゾ! Google Cloud Platform!

第5回 オブジェクトストレージのCloud Storage

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Webサイトもできる!

アクセス許可設定と配信設定をすることで,Cloud Storageだけを使って静的なWebサイトを提供することもできます。

バケット名をドメイン名にする必要があり,ドメイン名の場合はドメインの所有者であることを認証する必要があります。認証方法は「http://ドメイン/」のヘッダに指定の文字列を埋め込む,DNSのTXTレコードに指定の文字列を埋め込むなどの方法があります。

CNAMEレコードを使ってホストしたいサブドメインをc.storage.googleapis.comに転送するので,Zone Apexのサイトとしては利用できません(www.example.comは可能ですが,example.comは不可能⁠⁠。

Developers Consoleで設定可能です。BucketをWebサイトとして使うよう設定して配信設定をし,個々のファイルにSHARED PUBLICLYのチェックを付けて読み取りを許可します。

図2 Webサイトとして使う設定

図2 Webサイトとして使う設定

図3 ファイルにSHARED PUBLICLYを設定

図3 ファイルにSHARED PUBLICLYを設定

価格

格納しておくためにストレージ利用容量に対する費用がかかり,出し入れするためにネットワーク利用量に対する費用がかかり,データ操作のためのAPIリクエスト数に対する費用がかかります。

ストレージ利用容量価格は以下のとおりです。

タイプ 価格
Standard Storage $0.026GB/月
Durable Reduced Availability(DRA)Storage $0.020GB/月
Nearline Storage $0.010GB/月

ネットワーク利用量価格は以下のとおりです。なおアップロードについては無償です。

月間利用量 ダウンロード(中国,オーストラリア以外) 中国 オーストラリア
0~1TB $0.12/GB $0.23/GB $0.19/GB
1~10TB $0.11/GB $0.22/GB $0.18/GB
10TB~ $0.08/GB $0.20/GB $0.15/GB

データ操作のためのAPIリクエスト数の価格は以下のとおりです。

タイプ 価格
クラスA操作 $0.01/1000操作
クラスB操作 $0.01/10000操作

XML APIでの操作のクラス分けは以下のとおりです。

  • クラスA
    • GET Service
    • GET Bucket (when listing objects in a bucket)
    • PUT
    • POST
  • クラスB
    • GET Bucket (when retrieving bucket configuration)
    • GET Object
    • HEAD
  • 無償
    • DELETE

JSON APIでの操作のクラス分けは以下のとおりです。

  • クラスA
    • storage.*.insert
    • storage.*.patch
    • storage.*.update
    • storage.buckets.list
    • storage.objects.compose
    • storage.objects.copy
    • storage.objects.list
    • storage.objects.watchAll
    • storage.bucketAccessControls.delete
    • storage.defaultObjectAccessControls.delete
    • storage.objectAccessControls.delete
  • クラスB
    • storage.*.get
    • storage.bucketAccessControls.list
    • storage.defaultObjectAccessControls.list
    • storage.objectAccessControls.list
    • Each notification
  • 無償
    • storage.channels.stop
    • storage.buckets.delete
    • storage.objects.delete

次回は

次回はデータ解析基盤のBigQueryと,その他のサービスを紹介する予定です。

著者プロフィール

馬場俊彰(ばばとしあき)

株式会社ハートビーツ 技術統括責任者。

電気通信大学の学生時代に運用管理から業界入り。MSPベンチャーの立ち上げを手伝った後に,中堅SIerにて大手カード会社向けJavaプログラマーを経て現職。現在インフラエンジニアとして活動中。インフラエンジニア勉強会hbstudy主催。最近の興味は写真とPythonプログラミングとクラウドの活用。大好物はカレー。静岡県の清水出身。

URLhttp://heartbeats.jp/
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