皆さん,
この連載を読んでいただいている方の中には,
今回は筆者の経験に基づき,
IOSは1981年にスタンフォード大学で開発されたもので,
ただし今回は,
バージョン12. 4まで
まず,
- 12.
4(25) - 12.
4(15)T11
といった形で表記され,
-
Tトレイン
最新機能を使いたい顧客向けのOSであり,
「12. 4(15)T11」 のようにバージョン表記にTの文字が入ります。 -
メイントレイン
最新機能は不要で安定したOSを利用したい顧客向けであり,
バージョン表記にTの文字が入りません。
次にバージョン表記の意味について説明します。
たとえば
- Tの文字が入っていないのでメイントレインです。
- 最初の
「12. 4」 がバージョン番号で, バージョン番号が同じであれば搭載されている機能は同じです。 - カッコ内の数字がメンテナンス番号であり,
メンテナンス (バグの修正など) が行われることによって数字がカウントアップされていきます。
つまり
- バージョン番号が同じなので搭載されている機能は同じです。
- 「12.
4(25)」 のほうが多くのバグを直しているので, 安定して動作することが期待できます。 - したがって,
「12. 4(25)」 のほうがお勧めです。
次に,
例として
- Tトレインです。
- 最初の
「12. 4」 がバージョン番号です (ここまではメイントレインと同じ)。 - カッコ内の数字がメンテナンス番号ですが,
Tトレインの場合はメンテナンスのたびに新しい機能が追加されています。 - Tの後ろの11はリビルド番号であり,
機能追加なしでバグ修正などを行った回数を表しています。
つまり
- 「12.
4(15)T11」 のほうが新しい機能が搭載されています。 - どちらが安定しているかの判断はできません。なぜなら
「12. 4(15)T11」 のほうが新機能を追加したぶんだけ新たなバグが発生するリスクが高いと言えますが, リビルド回数も多いので多くのバグが修正されていると期待もできるからです。 - したがって,
「どちらがお勧め」 とは言えません
また,
おそらく開発方針などによって,
それから,
Tトレインの最終メンテナンスバージョンをベースとして,
という関係にあります。
つまり,