Tales of Brave Cat

Chapter 3 洗脳された王様

魔術師ラトスからの和議の申し出を信じた王様ハイラは、条件通り一人で約束の場所に向かいました。すると、道中でとてもなじみのある泣き声が聞こえてきました。それは、王様の愛する一人娘、姫君のものです。慌てて駆け寄った王様は、変声の魔法を自らにかけ待ち構えていたラトスに、洗脳の魔力が込められた王冠を被せられてしまったのです。

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登場人物

旅人 フェリス

旅をしながら各地に巣食う悪者を退治している若者。彼を勇者と呼ぶ人も多く、これまで国王の座を譲ろうとした王もいたが、ひとつの地にとどまることを嫌い旅を続けている。


魔術師 ラトス

数々の魔法を自在に操り、これまでも幾多の王国を滅ぼしている。今回この王国に目を付けたが、王様の知恵と人望により退けられていた。そのような折、王様の人望を逆手に取ることができる強力な力を手にする。


王様 ハイラ

この国の平和を守ってきた王様。賢く、国民からの信頼も厚い。人々を愛し、すぐに信じてしまうやさしい性格で、とくに一人娘である姫を溺愛する様子は国の名物にもなっていた。しかし、その性格が魔術師 ラトスに付け入る隙を与えてしまう。

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