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第11回 デスクトップのカスタマイズ(3):Compizの設定による体感速度・操作性の改善

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前回に引き続き,デスクトップのカスタマイズのためのレシピをお届けします。今回は3Dデスクトップによる体感速度と操作性の改善方法を紹介します。

GNOME Doにアニメーションエフェクトを追加する

前回紹介したGNOME Doを用いることで,どのような状態からでもキーボードでアプリケーション等を起動できるようになります。

頻繁に利用するのであれば,3Dデスクトップを有効にしている環境に限りますが,アプリケーション個別のアニメーションを変更し,他のウインドウと異なるアニメーションを設定しておくと良いでしょう。

GNOME Doはbashなどのシェル操作に近い,部分入力とtabの多用という特性を持っています。一般的なキーボード操作と異なる操作を要求するソフトウェアでは,他のウインドウと異なるアニメーションを設定しておき,人間側で意識の切り替えを促すことでテンポ良く入力できると思われます。

なお,3Dデスクトップを実現する方法は幾つかありますが,今回はUbuntu 7.10以降の標準である,Compiz Fusionを用いたものを対象にします(Compiz Fusionは,7.10以降であれば標準状態ですでにインストールされています)。

Advanced Desktop Effects Settingsの追加

3Dデスクトップの設定ツールである"Advanced Desktop Effects Settings"(compizconfig-settings-manager;通称CCSM)を導入することで,ウインドウ単位でアニメーションを指定することができます。

特に設定を行っていない環境では,すべてのアプリケーションが同じようなアニメーション(フェードインなど)を行う設定になっています。

インストールは次のコマンド,もしくはSynaptic経由で行えます。

$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get install compizconfig-settings-manager

インストールが完了すると,[システム][設定][Advanced Desktop Effects Settings]もしくは,[システム][設定][外観の設定]で"カスタム"を選択することで図1のような設定画面にアクセスできるようになります。

図1 CCSMを起動した画面

図1 CCSMを起動した画面

※なお,今回のCCSMのスクリーンショットは4月にリリースされるUbuntu 8.04 "Hardy Heron"のものです。7.10で利用する場合,画面に若干の違いがあります。

アニメーションの設定

CCSMには数多くの設定(プラグイン)が並んでいますが,アプリケーションごとにアニメーションを設定する場合,「アニメーション」という設定項目を利用します。まず最初に,「アニメーション」の横のチェックボックスにチェックを入れ,このプラグインを有効にします。

図2 CCSMの「アニメーション」アイコン

図2 CCSMの「アニメーション」アイコン

次に,アニメーションアイコンをクリックして設定画面を開きます。

図3 CCSMの「アニメーション」設定ページ

図3 CCSMの「アニメーション」設定ページ

まず最初に,「開く時の効果」タブを開いて,GNOME Doが表示される際のアニメーションを設定しましょう。以下はタブ内に表示される設定項目だけを切り取った図です(すでに以下で紹介するGNOME Do用の設定が追加されているため,デフォルトのリストとは異なるものになっています)。

図4 「開く時の効果」の設定

図4 「開く時の効果」の設定

このページには,アニメーション設定がリストされています。3Dデスクトップにおいては,あるアプリケーションのウインドウが表示される場合,このリストを上から順番に調べ,マッチしたアニメーションが適用される仕組みになっています。[追加][削除]ボタンを押すことでリスト項目を増減させ,矢印ボタンで優先順位を変更していきます。

著者プロフィール

吉田史(よしだふみひと)

Ubuntu Japanese Team Member株式会社創夢所属。システム管理を中心にWindows/PC Unixを併用している。Ubuntu Japanese Teamではパッケージサーバの管理や翻訳などの作業を担当。

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