Ubuntu Weekly Recipe

第79回 Ubuntu標準の音楽プレイヤー「Rhythmbox」を利用する

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演奏一覧

[演奏キュー]はあくまで一回再生したら消えてしまいますが,これを恒久的に残しておきたい場合は,[演奏一覧]を使うと便利です。[演奏一覧]に追加したい曲を右クリックし,[演奏一覧に追加する]-[新しい演奏一覧]を選択し,演奏一覧に名前をつけます。そうすると,ソース・リストの演奏一覧に追加されるので,これを選択して再生してください。あるいは,一度作成した演奏一覧も表示されるので,追加することができます。プレイリストを作成する,と考えるとわかりやすいでしょう。

ソース・リストの演奏一覧を右クリックすると,リストされている曲をCD-Rに書き出す機能や,リストを保存する機能もあります。

図4 ここから更にキューに送ることや,音楽CDの作成などが可能である

図4 ここから更にキューに送ることや,音楽CDの作成などが可能である

ラジオ

Rhythmboxには,あらかじめ数局のラジオ局がプリセットされ,再生することができます。もちろん洋楽ばかりですが,お気に入りのジャンルがある場合は再生してみるのもいいのではないでしょうか。[ブラウザ]を右クリックすると,[新しいインターネットラジオ局]というメニューが出て,新たに追加することもできます。

プラグイン

Rhythmboxにはプラグイン機能もあり,いくつかデフォルトで有効になっています。例えば,対応している場合左下にジャケットの写真が表示されますが,これはプラグインによって提供されている機能です。[編集]-[プラグイン]でプラグインの設定を表示すると,[ジャケットのアート]というプラグインが有効になっていることがわかります。

デフォルトで有効になっていないプラグインで面白いものは,例えば[DLNA/UPnP 共有のサポート]です。これは[python-coherence]というパッケージをインストールすると動作しますが,曲が[ブラウザ]に重複して表示されるなど,若干の問題が見つかります。DLNAクライアントとして使用したい場合は,Totem動画プレイヤーのほうがいいでしょう。ほかにも[曲の歌詞]というのもありますが,洋楽が圧倒的に多いため,聴かない方にはあまり有効な機能ではないでしょう。

図5 いくつかのプラグインが標準で収録されている

図5 いくつかのプラグインが標準で収録されている

携帯音楽プレイヤー

Ogg Vorbisが再生でき,USB Mass Storage Class対応の携帯音楽プレイヤーも,少数ながら存在します。例えばiAudio 7がそれで,筆者も愛用しています。このような場合,携帯音楽プレイヤーをUSB接続すると自動的にマウントされます。[ブラウザ]ボタンを押すと,[楽曲]と同じように扱えます。もちろん,外した場合はリストから消去されます。

iAudioに音楽ファイルを転送する場合は,[楽曲]やNautilusから[デバイス]の項目にドラッグ&ドロップするだけです。

図6 iAudio7を認識させ,曲を再生させてみた。著作権の関係で[ジャケットのアート]はオフにしている

図6 iAudio7を認識させ,曲を再生させてみた

番外:サウンドデバイスが複数ある場合

例えばオンボードサウンドを搭載されており,さらにUSBスピーカーを使用しているような場合は,サウンドデバイスが2つあることになります。通常はデフォルトでオンボードサウンドが優先されるので,USBスピーカーから音が出なかったり,などということがあります。このような場合,"pavcontrol"パッケージをインストールし,[アプリケーション]-[サウンドとビデオ]-[PulseAudio Volume Control]を起動します。すると[Playback]タブにRhythmboxが表示されているので,ここで右クリックして[Move Stream]-[(接続しているUSBスピーカー) -USB Audio]にチェックを入れます。その瞬間にUSBスピーカーから音が出力されるようになります。

図7 ここだけの話,わかりやすいとは言い難いUIなので,注意してほしい

図7 ここだけの話,わかりやすいとは言い難いUIなので,注意してほしい

次回も私いくやが担当させていただきます。オフィススイートに関する何かについての予定です。

著者プロフィール

あわしろいくや

Ubuntu Japanese Teamメンバー。Ubuntu Japanese Teamではパッケージングなどを担当。ほかには日本語入力関連やOpenOffice.org日本ユーザー会コミッティも兼任。