Ubuntu Weekly Recipe

第143回 新インターフェースUnityを使いこなす

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ワークスペース

ランチャーの中に,紫色の背景に「田」の字のアイコンが描かれているものがあります。これがワークスペース機能です。このアイコンをクリックすると,4つのワークスペースと,そこで実行されているすべてのアプリケーションの縮小表示が見られます図8⁠。

ワークスペースをクリックするとそのワークスペースに,アプリケーションのウィンドウをクリックするとそのウィンドウにフォーカスします。またウィンドウを他のワークスペースに移動させることもでき,マウス右ボタンを使ってドラッグ&ドロップします。

図8 ワークスペースとウィンドウを一覧表示できる

図8 ワークスペースとウィンドウを一覧表示できる

メニューバーとパネルの統合

Unityではindicator-appmenuを使って,アプリケーションのメニューバー部分が,アプリケションのウィンドウ内ではなく,上部パネルに表示されるようになっています図9⁠。この仕組みにより,1つ1つのウィンドウの表示がすっきりしました。

また,ウィンドウを最大化した場合には,上部パネルにタイトルバーとメニューバーの両方が集約されるため,今までのネットブックランチャーに比べて,メニューバーの一列分が縦方向に広く使えるようになっています。

図9 ウィンドウのメニューバーが,ウィンドウ内ではなく上部パネルに表示される

図9 ウィンドウのメニューバーが,ウィンドウ内ではなく上部パネルに表示される

アプリケーションメニュー

ランチャーに表示されている「三角定規とはさみ」のアイコンをクリックすると,アプリケーションメニューが表示されます図10⁠。画面上部で,⁠アクセサリ」⁠ゲーム」などのカテゴリごとにアプリケーションを絞り込めます。また,検索窓を使って直接検索でき,日本語での入力はできませんが,アプリケーションの英語名を入力すればヒットしてくれます(例:テキストエディタは"gedit",端末は"terminal"といったキーワード⁠⁠。

検索窓を使って検索したときには,インストールされていないもののソフトウェアセンターから入手できるアプリケーションも表示され,アプリケーションを選択すると,ソフトウェアセンターの該当ページを表示してくれます図11⁠。

図10 アプリケーションメニュー。よく使うアプリも記憶してくれている

図10 アプリケーションメニュー。よく使うアプリも記憶してくれている

図11 検索窓に「t」と入力したところ。Tomboy, Totem, GNOME Terminalといったインストールされているアプリケーションの他に,インストール候補も表示される

図11 検索窓に「t」と入力したところ。Tomboy, Totem, GNOME Terminalといったインストールされているアプリケーションの他に,インストール候補も表示される

ファイル・フォルダメニュー

ランチャーに表示されている「フォルダ」アイコンをクリックすると,ファイル・フォルダメニューが表示されます。⁠すべてのファイル」を表示させている場合は,最近使用したファイルが表示されますが, ⁠ドキュメント」⁠フォルダ」などカテゴリを絞り込むと,いつ使用したのかまで表示できます図12⁠。この履歴の管理にはZeitgeistが使われています。

ファイル・フォルダメニューだけでできるファイル操作は限られているため,新規ファイルの作成やファイル名変更,ファイルの移動・コピーなどをする場合には,通常のファイルブラウザNautilusを使います。フォルダを表示させている状態では,場所バー右端にフォルダアイコンが表示されているので,これをクリックすると現在表示しているフォルダがNautilusで開きます図13⁠。

図12 ファイル・フォルダメニュー。履歴の情報を使ってファイルを見つけやすくしてくれる

図12 ファイル・フォルダメニュー。履歴の情報を使ってファイルを見つけやすくしてくれる

図13 画面右上のフォルダアイコンをクリックするとNautilusが開く

図13 画面右上のフォルダアイコンをクリックするとNautilusが開く

著者プロフィール

村田信人(むらたのぶと)

Ubuntu Japanese Teamメンバー。Ubuntuオフラインミーティングに参加するうちにUbuntu Japanese Teamの活動に興味を持ち,2009年8月に加入。