Ubuntu Weekly Recipe

第373回 公式フレーバーとなったUbuntu MATE 15.04のポイント

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Tilda

Tilda図13はドロップダウン式のターミナルです。ログイン時点で起動しており,F12キーで表示と非表示を切り替えることができます。翻訳は不完全なので,挑戦してみるのも良いかもしれません。

図13 Tildaを表示したところ

図13 Tildaを表示したところ

Folder Color

Folder Color図14はその名のとおりフォルダーの色を変更するアプリケーションです。特定のフォルダーの色を変更するだけではなく,エンブレムをつけることや,フォルダー前部の色を変更することもできます。

図14 Folder Colorの設定

図14 Folder Colorの設定

Gufw

Gufw図15はiptablesのフロントエンドであるufwの設定ツールです。本連載第353回も参考にしてください。翻訳も必要ですが,難易度は高いかもしれません。

図15 Gufw

図15 Gufw

LightDM GTK+ Greeter settings

LightDM GTK+ Greeter settings図16は,その名のとおりLightDM GTK+ Greeterの設定を変更できます。

図16 LightDM GTK+ Greeter settings

図16 LightDM GTK+ Greeter settings

Raspberry Pi 2用イメージのインストール

前述のとおりRaspberry Pi 2のイメージも配布されています。わりと簡単にインストールできるので,実際にやってみましょう。最低で8GB,できれば16GB以上のmicroSDHCカードを用意してください。

まずはubuntu-mate-15.04-desktop-armhf-raspberry-pi-2.img.bz2をダウンロードし,解凍します。するとubuntu-mate-15.04-desktop-armhf-raspberry-pi-2.imgが出力されるので,これをダブルクリックします。⁠ディスク]が起動するので,インストールするmicroSDHCカードを選択して[リストアを開始]をクリックします図17)⁠警告が表示されるので[リストア]をクリックします。あとはパスワードを入力してしばらく待つと,インストールが完了します。

図17 ⁠ディスク]はimgファイル(ddイメージ)のリストアができる

図17 [ディスク]はimgファイル(ddイメージ)のリストアができる

続いてパーティションを拡張します。GParted(パッケージ名は⁠gparted”)をインストールして起動してください。右上からmicroSDHCカードを選択して図18)⁠2番目のパーティションを右クリックして[リサイズ/移動]をクリックします。パーティションを拡張し,⁠リサイズ/移動]をクリックします図19)⁠チェックボタンをクリックして更に[本当に保留中の操作を適用してもよろしいですか?]のダイアログで[適用]をクリックします。あとは取り出して,Raspberry Pi 2に挿入して起動します。

図18 GPartedでmicroSDHCカードを選択した

図18 GPartedでmicroSDHCカードを選択した

図19 領域を拡大して[リサイズ/移動]をクリック

図19 領域を拡大して[リサイズ/移動]をクリック

起動したら,言語とロケールとキーボードレイアウトとユーザーアカウントの設定を行います。その後ログインすると普通に使用できるようになります。

必須の設定はあまりないのですが,前述を参考にインプットメソッドはインストールしたほうが良いでしょう。ついでにフォントもインストールしたほうが良いです。次のコマンドを実行してください。

$ sudo apt-get install fonts-takao fcitx fcitx-mozc

パッケージのダウンロードには時間がかかるので,事前に/etc/apt/sources.listを以下のようにすると,普段使用しているサーバーからのダウンロードになり,待ち時間が大幅に少なくなります。

deb http://jp.archive.ubuntu.com/ports/ vivid main restricted universe multiverse
#deb-src http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu/ vivid main restricted universe multiverse

deb http://jp.archive.ubuntu.com/ports/ vivid-security main restricted universe multiverse
#deb-src http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu/ vivid-security main restricted universe multiverse

deb http://jp.archive.ubuntu.com/ports/ vivid-updates restricted main multiverse universe
#deb-src http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu/ vivid-updates restricted main multiverse universe

deb http://jp.archive.ubuntu.com/ports/ vivid-backports restricted main multiverse universe
#deb-src http://jp.archive.ubuntu.com/ubuntu/ vivid-backports restricted main multiverse universe

Raspberry Pi 2はメモリが1GBしかないため,スワップファイルを作ったほうが良いかもしれません。その場合,次のコマンドを実行してください。

$ sudo apt-get install dphys-swapfile

なお,Raspberry Pi 2用イメージ作成スクリプトは公開されていますので,カスタマイズに挑戦してみるのも面白いでしょう。

著者プロフィール

あわしろいくや

Ubuntu Japanese Teamメンバー。Ubuntu Japanese Teamではパッケージングなどを担当。ほかには日本語入力関連やOpenOffice.org日本ユーザー会コミッティも兼任。

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