Ubuntu Weekly Recipe

第389回 Ubuntuで使用できるMarkdownエディター ~Atom編~

この記事を読むのに必要な時間:およそ 2 分

AtomはGitHub製ということもあり,Markdownの方言のひとつであるGFM (GitHub Flavored Markdown)に対応しています。しかし,脚注は未対応です。そこで,markdown-preview-pandocをインストールします。このパッケージを使用するためには,Ubuntuにpandocコマンドが必要です。というわけで,最初にpandocパッケージをインストールします。端末で実行する場合は次のとおりです。

$ sudo apt-get install pandoc

続いてmarkdown-preview-pandocパッケージをインストールします(図6)⁠

図6 markdown-preview-pandoc

図6 markdown-preview-pandoc

これで必要最低限のパッケージのインストールが完了しました。ここでMarkdownファイルを開きますが,左のペインに日本語ファイル名ないしフォルダー名がある場合,いわゆるトーフになってしまいます(図7)⁠

図7 フォルダーの日本語がトーフになっている

図7 フォルダーの日本語がトーフになっている

その場合,⁠編集][スタイルシート]を開き,最下行に以下を追記します。

.platform-linux {
  * {
    font-family: TakaoGothic;
  }
}

Takaoゴシック以外を指定している場合は,適宜変更してください。これでトーフが修正されます(図8)⁠

図8 フォルダー名が正しく表示されるようになった

図8 フォルダー名が正しく表示されるようになった

今度こそ本当にMarkdownファイルを開き,⁠パッケージ][Markdown Preview Pandoc][Toggle Preview]をクリックします。これでプレビューを表示するのですが,トーフになってしまっています(図9)⁠

図9 プレビューもトーフになっている

図9 プレビューもトーフになっている

その場合,⁠編集][スタイルシート]を開き,最下行に以下を追記します。

div.item-views {
  * {
    font-family: TakaoGothic;
  }
}

Takaoゴシック以外を指定している場合は,適宜変更してください。これでトーフが修正されます(図10)⁠

図10 トーフが修正された

図10 トーフが修正された

[Markdown Preview Pandoc]だと脚注は最下行に表示されています(図11)⁠

図11 脚注が表示されている

図11 脚注が表示されている

完全無欠に思えるAtomですが,再変換は動作しません。また,重量級のアプリであり,上記のとおり設定も煩雑であり,ディスプレイの解像度も大きくないと便利に使用することはできません。このあたりの兼ね合いで採用を検討するといいでしょう。たくさんのパッケージがあるので,Markdown以外も書きたいという場合には,それに関連したパッケージがないか検索してみるといいでしょう。

Atomはわりとこまめにバージョンアップが行われていますが,それを告知する機能はないので,たまにGitHubのリリースページを確認するといいと思います。

予告

近日中にAtom以外のMarkdownエディターを紹介しますので,楽しみにしていただけると幸いです。

コラム

バグ報告によると,Atom 1.0.12以降ではフォントがトーフになってしまう不具合が修正されたとのことです。1.0.13で確認したところ,確かに修正されていました。これらよりも前のバージョンをお使いの場合は,アップデートを実施してください。

本文中で紹介したmarkdown-preview-pandocは,残念ながらインストールできなくなってしまいました。代わりにmarkdown-preview-plusをインストールし,⁠Settings][Enable Pandoc Parser]にチェックを入れてください。これでmarkdown-preview-pandocと同じようなプレビューが表示されるようになります。

著者プロフィール

あわしろいくや

Ubuntu Japanese Teamメンバー。Ubuntu Japanese Teamではパッケージングなどを担当。ほかには日本語入力関連やOpenOffice.org日本ユーザー会コミッティも兼任。

コメント

コメントの記入