Ubuntu Weekly Recipe

第415回 Ubuntuを実機にインストールする際に注意すべきこと

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デュアルブートの注意点

本稿は決してデュアルブートを勧めるものではありませんが,やむにやまれぬ事情でデュアルブートにしなくてはいけないこともあるでしょう。

デュアルブートの注意点としては,1にも2にもバックアップを取っておくことです。購入直後のPCではバックアップは必要ありませんが,リカバリできるようにしておいてください。最近のPCだとリカバリディスクが用意されていることは少ないでしょうから,くれぐれも忘れずにリカバリイメージを作成してください。

バックアップを行い,リカバリイメージをUSBメモリやDVD-Rに作成されていることを確認後,⁠コンピューターの管理」を起動してください。Ubuntuをインストールする空き領域を作成するため,縮小するパーティションを選択して右クリックし,⁠ボリュームを縮小]をクリックします図9)⁠するとどのぐらい空き領域を確保するかを入力する画面になります図10)⁠この単位はメガバイト(MB)であることに注意してください。最低でも16GBの領域を確保できない場合は,デュアルブートは諦めたほうがいいでしょう。多いぶんには問題ありませんが,Windowsの使用に支障をきたしたら元も子もないため,どのぐらいの領域にすればいいかは慎重に考える必要があるでしょう。サイズを入力したら[縮小]をクリックします。作業時間はあまりかかりません。

完了後,⁠未割り当て]領域があることを確認し図11)⁠再起動してからUbuntuのインストーラーを起動します。

図9 縮小するパーティションを右クリック

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図10 縮小する領域のサイズをメガバイト単位で指定する

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図11 ⁠未割り当て]領域があることを確認する

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[インストールの種類]では[UbuntuをWindows Boot Managerとは別にインストール]を選択します図12)⁠この文言は異なる可能性もありますが,いずれにせよWindowsであることはひと目でわかるはずです。

図12 ⁠インストールの種類]の選択画面

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インストール完了後,⁠ディスク」でパーティションを確認すると図13のようになっています。

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図13 図11と比べてみると,値が全然違うのが興味深い

この方法は筆者が考える最も安全なデュアルブートの方法です。しかし,ブートローダーはGRUBになるのでUbuntuを削除したい場合はWindowsのブートローダーに戻さなくてはいけないとか,WindowsをアップグレードしたらGRUBを消してしまったとか,ブート絡みで悩むことは避けられません。そのへんの覚悟がない場合は素直に専用PCにするか,あるいは仮想マシンにするのがいいでしょう。

著者プロフィール

あわしろいくや

Ubuntu Japanese Teamメンバーで,主として日本語入力関連を担当する。特定非営利活動法人OpenOffice.org日本ユーザー会。LibreOffice日本語チーム。ほか,原稿執筆も少々。

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