Ubuntu Weekly Recipe

第434回 LibreOffice 5.2をインストールする

この記事を読むのに必要な時間:およそ 3 分

オフィシャル版のインストール

オフィシャル版はまずパッケージをダウンロードするところからはじめます。前述のとおり5.2は5.3(予定)がリリースされるまでは"Fresh(最新版)"に該当するため,LibreOfficeのWebサイトにアクセスし,⁠ダウンロード]⁠⁠LibreOffice 最新版]をクリックします。ここで[ダウンロードバージョン X.X.X]をクリックし,本体をダウンロードします。アーキテクチャ(x64かx86か)とパッケージの種類(debになっているか)を確認してください。続けて"Translated user interfaces"をクリックして言語パックをダウンロードします。

実際にインストールを行いますが,今回は例として5.2.0をインストールします。ダウンロードしたバージョンがより新しい場合は,適宜バージョン番号を読み替えてください。

インストールするコマンドは次のとおりです。

$ cd (ダウンロードしたフォルダー)
$ tar xf LibreOffice_5.2.0_Linux_x86-64_deb.tar.gz
$ tar xf LibreOffice_5.2.0_Linux_x86-64_deb_langpack_ja.tar.gz
$ cd LibreOffice_5.2.0.4_Linux_x86-64_deb/DEBS/
$ sudo dpkg -i *.deb
$ cd ../../LibreOffice_5.2.0.4_Linux_x86-64_deb_langpack_ja/DEBS/
$ sudo dpkg -i *.deb

起動はUnity Dashで見るとわかりやすいのですが図3)⁠⁠LibreOffice][LibreOffice 5.2]があり,後者が今回インストールしたオフィシャル版LibreOfficeです。

図3 Unity Dashで2つのLibreOfficeが表示されている

画像

図4 ⁠このリリースはThe Document Foundation が提供しました」となっており,オフィシャルビルドであることがわかる

画像

アンインストールはやや面倒ですが,5.2の場合は次のコマンドを実行します。

$ sudo apt purge libreoffice5.2* libobasis5.2*

snap版のインストール

snap版のインストールはWebページにもあるとおり,次のコマンドを実行するだけです。

$ sudo snap install --channel=beta libreoffice

起動は次のコマンドを実行します。

$ /snap/bin/libreoffice

まだベータチャンネルにあるからか,英語メニューでかつルック&フィールが見慣れたものと異なり,Fcitxも起動せず日本語も入力できません。実用段階に至るにはまだまだ時間がかかりそうです。

図5 snap版ではOS Versionが「unknown」になっており,カーネルのバージョンも取得できないほど強いセキュリティであることがわかる

画像

アンインストールは次のコマンドを実行します。

$ sudo snap remove libreoffice

Flatpak版のインストール

Flatpak版は,そもそもFlatpak自体がUbuntuのリポジトリにないため,まずはインストールするところからはじめます。

これも概ねWebページのとおりで,事前に[DOWNLOAD LIBREOFFICE.FLATPAK]をクリックしてダウンロードしておいてください。

コマンドは次のとおりです。

$ sudo add-apt-repository ppa:alexlarsson/flatpak
$ sudo apt update
$ sudo apt install flatpak
$ wget https://sdk.gnome.org/keys/gnome-sdk.gpg
$ flatpak remote-add --user --gpg-import=gnome-sdk.gpg gnome https://sdk.gnome.org/repo/
$ flatpak install --user gnome org.gnome.Platform 3.20
$ flatpak install --user --bundle (ダウンロードしたフォルダー)/LibreOffice.flatpak

これでインストールができました。ご覧のとおり,Flatpakそのもののインストール以外はユーザー権限で行われており,snapパッケージとの違いがわかりやすいです。

起動は次のコマンドを実行します。

$ flatpak run org.libreoffice.LibreOffice

メニューは日本語になっていますし,Fcitxによる日本語入力も若干不便ですが可能ではあります。

図6 Flatpak版は,それとわかる文字列がある

画像

アンインストールは次のコマンドを実行します。

$ flatpak uninstall --user org.libreoffice.LibreOffice

LibreOffice 5.2の新機能は『Software Design』にて

現在発売中のSoftware Design 2016年9月号に掲載されている「Ubuntu Monthly Report」ではLibreOffice 5.2の新機能について解説しています。ご一読いただければ幸いです。

著者プロフィール

あわしろいくや

Ubuntu Japanese Teamメンバーで,主として日本語入力関連を担当する。特定非営利活動法人OpenOffice.org日本ユーザー会。LibreOffice日本語チーム。ほか,原稿執筆も少々。