Ubuntu Weekly Recipe

第530回 QOwnNotesでメモを取る

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初期設定

QOwnNotesを起動すると図3が表示されます。

図3 ノートを保存するフォルダーを選択する

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ここではNextcloudサーバーでも管理できるようにノートフォルダーを決定します。今回はNextcloudを使用しているので図のようになりますが,ownCloudを使用している場合,あるいはownCloudからNextcloudに移行した場合は$HOME/ownCloud/Notesになります※2)⁠

※2
ちなみにownCloudサーバーからNextcloudサーバーに移行する際の注意点をまとめた記事がSoftware Design 2018年8月号のUbuntu Monthly Reportに掲載されています。興味がある方はご覧ください。

保存するフォルダーを選択し「次へ」をクリックすると「ownCloud設定を開く」図4になります。初期インストールの状態であれば特に何もすることはありません。⁠完了」をクリックします。

図4 ownCloud(Nextcloud)の設定を開くことができるが,原則としては何もしなくていい

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最後に匿名の使用データを収集する旨のダイアログが表示されます図5)⁠

図5 使用データ収集の確認ダイアログ

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これで初期設定は完了しました。

基本的な使い方

QOwnNotesのメイン画面の起動後,ツールバーの左端のアイコンをクリックするか,メニューの「ノート」⁠-⁠新しいノート」をクリックするか,Ctrl+Nキーを押すと新しいノートが開きます。デフォルトではタイトルがノートを作成した日時になるので,これをわかりやすいものに変更し,メモを取っていきます。メモにはもちろんMarkdownが使用でき,最初から存在する「Markdown Cheetsheet」を見ると記法がわかります。

「編集」⁠-⁠挿入」⁠-⁠画像」で画像を挿入できますが,挿入のために選択した画像はコピーされ,一意のファイル名に変換されて保存されます。

Markdownのプレビューを表示したい場合は,⁠ウィンドウ」⁠-⁠パネル」⁠-⁠ノートのプレビューパネルを表示」を選択してください。メモの階層を知りたい場合は,⁠ナビゲーションパネルを表示」を選択してください。アウトラインエディターのような使い方ができるようになります。

実はNextcloudサーバーとの連携は完全ではなく,⁠ノート」⁠-⁠設定」⁠-⁠ownCloud/Nextcloud」でさらに設定を行う必要があります図6)⁠特に難しいことはないので,指示に従って設定してみてください。

図6 ⁠ownCloud/Nextcloud」で接続設定を行う。問題なければ「接続状況」「OK」になる

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便利な機能

メモはサブフォルダーを作ることにより分類できますが,デフォルトではサブフォルダー機能は有効になっていません。有効にしたい場合,⁠ノート」⁠-⁠設定」⁠-⁠ノートフォルダー」を開き,⁠サブフォルダーを使用する」にチェックを入れてください図7)⁠

図7 右中程にある「サブフォルダーを使用する」にチェックを入れる

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Nextcloudサーバーに「Tasks」アプリケーションをインストールすると「To Do」が使用できるようになります。この項目でノートを作成できるようになったりしますが,To Do管理の機能としては弱いため,別途アプリケーションの「To Do」と組み合わせて使用するといいでしょう。

ノートのインポートやエクスポートも可能です。インポートはEvernoteからのみ可能です。エクスポートはPDF,HTML,Markdown形式で可能です。

今回は詳しく取り上げませんが,ノートをGitで管理したり図8)⁠ノートを暗号化できたりもします図9)⁠

図8 ⁠設定」⁠-⁠全般」⁠-⁠Gitバージョン管理」でGitの設定もできる

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図9 ⁠編集」⁠-⁠暗号化」⁠-⁠ノートを暗号化」でノートを暗号化できる

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日本語入力の注意点

実際に検証してみて,起動直後に日本語の入力ができない場合があることに気づきました。このような場合は,いったん別のノートを開いて元のノートに戻るといいようです。

著者プロフィール

あわしろいくや

Ubuntu Japanese Teamメンバーで,主として日本語入力関連を担当する。特定非営利活動法人OpenOffice.org日本ユーザー会。LibreOffice日本語チーム。ほか,原稿執筆も少々。