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第558回 LibreOffice 6.2のユーザーインターフェース概要

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ユーザーインタフェースの選択肢

このように「表示⁠⁠-⁠ユーザーインタフェース」にはもともといくつかの選択肢があり,新たに追加されたのがノートブックバーということになります。選択肢はそれぞれ次のようになりました。

  • Writer/Calc:「標準ツールバー」⁠シングルツールバー」⁠サイドバー」⁠タブ」⁠グループバーコンパクト」
  • Impress:「標準ツールバー」⁠シングルツールバー」⁠タブ」⁠グループバーコンパクト」
  • Draw:「標準ツールバー」⁠タブ」⁠グループバーコンパクト」

ではWriterを例にして,それぞれのユーザーインタフェースを見ていきましょう。

図3は標準ツールバー,図4はシングルツールバー,図5はサイドバー,図6はタブ,図7はグループバーコンパクトです。

図3 Writerの標準ツールバー

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図4 Writerのシングルツールバー

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図5 Writerのサイドバー

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図6 Writerのタブ

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図7 Writerのグループバーコンパクト

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それぞれ幅が異なっていることに気づきます。これはすべてのツールの項目を表示した状態にしているからです。これより狭い解像度でもWriterを使用できますが,その場合はツールバーが省略されて表示されます。

「標準ツールバー」はいいとして,⁠シングルツールバー」は文字どおりツールバーが1本になります。しかしCalcは2本になります図8⁠。ツールバーが2本でもシングルツールバーと呼ぶのはなにか哲学じみた考えがあってのものなのでしょうか。冗談はさておき,Drawには「シングルツールバー」はありません。これはもともとツールバーが1本しかないのが理由でしょう。

図8 実はCalcの数式バーはツールバーとは独立しているので,シングルツールバーで正解である

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「サイドバー」は,その名のとおりサイドバーに主眼を置いたレイアウトです。ImpressとDrawには「サイドバー」はありませんが,サイドバーなしで使用するのが極めて困難なので,⁠標準ツールバー」「サイドバー」を兼ねていると考えるのが妥当です。

ノートブックバーのうちの一つ,⁠タブ」はぱっと見たところMicrosoft Officeのリボンに似てなくもありませんが,ツールバーの一番左端の緑のアイコンをクリックすると,メニューバーを表示できます図9⁠。なお,そこまでしなくてもツールバー右端の歯車アイコンをクリックすると,新規作成やユーザーインタフェースの切り替えやオプションの変更などができます。

図9 一番左にあるツールバーボタンを押すと,ツールバーを表示できる

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「グループバーコンパクト」はツールバーの下にメニューバーを持ってきたような感じになっています。プルダウンメニューがツールバーを覆わないようにしたのはなかなかいいように思います。⁠グループバーコンパクト」があるなら「グループバー」もあるのかな?という疑問を持つのは至極もっともで,実はありますので詳細は後述します。

著者プロフィール

あわしろいくや

Ubuntu Japanese TeamとLibreOffice日本語チームのメンバー。LibreOffice,VirtualBox,Joplin,Budgieデスクトップなどの翻訳を手がける。技術同人サークルteam zpn主宰。ほか原稿執筆を少々。