Ubuntu Weekly Recipe

第599回 Ubuntu 19.10リリース記念オフラインミーティング フォトレポート

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12月14日,グリー株式会社主催のもと,六本木にてUbuntu 19.10リリース記念オフラインミーティング19.12が開催されました。今回はいつもと趣向を変えて,フォトレポートという形でイベントレポートをお届けします。

Ubuntuオフラインミーティングとは

Ubuntu Japanese Teamは主にグリー株式会社主催のもと,半年に一度「オフラインミーティング」を開催しています。

図1 こんなきれいな会場でひたすらからあげを貪るイベント

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これはUbuntuが半年に一度4月と10月にリリースされるので,それにあわせてリリースパーティやりたいよねというのが,主な目的です。⁠パーティ」なので食べ物も出ますしお酒も出ます※1⁠。せっかくUbuntuユーザーが集まるのだからと前でセミナーをおこなったりしますが,別に後ろでセミナーの邪魔にならない程度の酒盛りをしていてもかまいませんし,なんなら手持ちのデバイスを広げて黙々とハッカソンを行っていてもかまいません。そういう「ゆるめ」のイベントです。

※1
若い人も気軽に参加できるようにと,参加費は無料となるように心がけています。ただUbuntu Japanese Teamはただのボランティア集団です。過去に執筆した記事の原稿料・印税収入の一部やサイトのアフィリエイトなどをやりくりすることで,イベントを成り立たせています。

たまに勘違いされるのですがいわゆる「勉強会」ではありません。ただの「パーティ」です。リリースパーティでUbuntuについて勉強したり,日々の疑問を解消したいのであれば,積極的に詳しそうな人に話しかけたり,自分からセミナー発表に立候補してください。特に後者の発表は事前に主体性をもって調べなくてはならないため,勉強としての「こうかはばつぐん」です。

なお,これまでのオフラインミーティングの様子は,次の記事を参照してください。

今回はほぼ写真だけのレポートです※2⁠。きっとイベントの詳細は参加者の方々のブログに満ち溢れているでしょうから。

※2
「写真+ひと言コメント」のような体裁ならRecipeにイベントレポートを書いてもいいよという人は,次回以降に司会が募集した時にぜひ立候補をよろしくお願いいたします。用語の確認,よく聞いてなかった・わからなかった部分のフォローアップなどはJapanese Teamで行いますので,未経験者でも安心です。

ちなみにセミナーの雰囲気はYouTubeにアップロードされています※3⁠。またTwitterのイベント当時の#ubuntujpのツイートをtogetterにまとめてあります。

※3
本当に会場の様子をそのまま垂れ流しているだけです。特に最初の方は会場で食事している様子が音だけでお楽しみいただけます。実際にセミナーが始まるのは1:22:00ぐらいからです。

次のLTSに向けて

これまでのUbuntuは,LTS(長期サポート版)のひとつ前のリリースに大きめの新機能や影響範囲の広い下回りの改善を投入する傾向があります。たとえばUbuntu 18.04 LTSのひとつ前である17.10ならUnityからGNOME Shellへの切り替え,13.10ならユーザーセッションのUpstartへの移行,11.10ならGNOME 3への本格的な移行といった例があげられます。15.10には特筆すべき変化はありませんが,この時期のUbuntuはUbuntu Phoneなどに注力していたために,見た目上の変化はほとんど存在しなかったという事情があります。そして,2020年4月にリリースされる20.04はLTSであるため,19.10にもLTSを想定した機能が追加されることが予想されました。

蓋を開けてみたら,19.10は19.04に引き続き目立った変化はありませんでした。もちろん,その代わりZFSのルートファイルシステム対応※4⁠,NVIDIAドライバーの同梱,i386のサポート終了に向けた措置,Chromiumのsnapパッケージの移行※5などなど,細かい対応は行われています。GNOME Shellへの移行が一段落し,サーバーやIoTに注力しつつデスクトップは次の一手を考えている状況のようです。Waylandの標準化やPython 2の無効化は20.04以降の作業となることでしょう。

※4
19.10のZFSについては第597回「UbuntuのルートファイルシステムをZFSにしてみる」にて詳しく紹介しています。
※5
Chromiumのsnapパッケージについては,おなじみのいくやさんが第596回「snapパッケージ版Chromiumを使用する」にて詳しく紹介しています。

参加者は72人でした※6⁠。前回より増えたものの,セミナーの申し込み者が身内だけという状況は継続中です。少しさびしい状態なので,次回20.04のリリースパーティにはふるって発表を申し込みください。なんなら今から申し込んでいただいてもかまいません※7⁠。実際に参加できるかどうかは当日付近になってから判断する形で大丈夫です。その代わり,発表枠を用意できるかどうかもイベントに近くなってきてからの相談となります。

※6
事前申し込み段階で92人だったことから,当日のキャンセルが20人となります。ちなみにそのうち無断キャンセルは9人でした。
※7
公の場だとメーリングリストである,ubuntu-jp@lists.ubuntu.comあたりに報告してもらえると確実です。こっそり申し込みたいなら,contact@ubuntulinux.jpにメールをお送りください。

発表内容はUbuntuに関連していたらなんでもかまいません。⁠Ubuntuユーザーのためのxxx入門」みたいな体裁を取れば,世の中のありとあらゆることがUbuntuに関連していると主張できます。ただし炎上しそうなネタは避けておくのがお互いのためでしょう。時間は5分から3時間まで相談に応じます。顔出しやYouTubeで配信される件についても,調整可能です。

著者プロフィール

柴田充也(しばたみつや)

Ubuntu Japanese Team Member株式会社 創夢所属。数年前にLaunchpad上でStellariumの翻訳をしたことがきっかけで,Ubuntuの翻訳にも関わるようになりました。