2022年後半のAndroid Auto最新事情

マツダのロードスターに乗り換えてから、今どきのインフォメントシステム「マツダコネクト」が搭載されており（それでもマツダ車の中では、最も古い世代のもが搭載されていますが……⁠）⁠、筆者もAndroid Autoが使えるようになりました。筆者にとっては、カーナビもガジェットになったようなもので、今回はAndroid Autoの最新情報を追いかけます。

どう使っているのか

まずは、どのような状況で使っているのかを触れておきます。

愛車のND型ロードスターには、第1世代のマツダコネクトが搭載されています。

センターコンソールの中心に7インチディスプレイ（800×480）があり、SD-CARD PLUSオプションの追加でナビゲーションとしても機能します。すでに第2世代のマツダコネクトが存在しており、これは8.8インチ（1280 x 480）の横長ディスプレイが、センターコンソールの中心に搭載されて、コネクティッドサービスに対応したモデルも存在するので、よりモダンなシステムになっています。

筆者の使うマツダコネクトは、Android AutoやCar Playに対応し、USBケーブルを使って接続します。

マツダコネクトとAndroid Autoは、ナビゲーションや音楽再生など機能的に被る部分がありますが、このケーブル接続が使い分けに関係しています。使い始めは、Android Auto自体がもの珍しくて、近所に移動するときもスマホを接続して使っていましたが、最近はケーブル接続のひと手間が面倒に感じて、長距離の移動時だけAndroid Autoを使う使い分けをしています。

Android Autoのリリース状況

Android Autoのリリース状況は、端末がAndroid 8以上であれば、Android Auto 8.4が最新版です。これは、11月からロールアウトされています。

アプリバージョンは、設定アプリ-「⁠アプリ」で「Android Auto」を選択すると確認できます。筆者のNothing Phone 1にインストールされているAndroid Autoは、8.3.624134-releaseでした。このバージョンは、スマートフォンと独立してダークモードが設定できる以外はバグ修正が主となっています。

2022年10月30日に公開されたautoevolutionの記事では、Android Auto 8.4では天気表示のバグが修正されていますが、期待されていたUIのオーバーホールは行われていないとしています。このバージョンは国内展開はまだのようです。

Android Auto 8.4 Now Available for All Users, Here’s How to Get It Without Waiting

自己責任でのインストールになりますが、SOFTPEDIAにAPKが公開されています。

Android Auto 8.4.6243 (arm64) APK Download

SOFTPEDIAでは、知るこが難しいAndroid Autoのリリース履歴が確認できます。

たとえば、8.3は2022-10-16のリリースで、8.4は2022-10-29のリリースとなっています。あまり動きなないように見えるAndroid Autoですが、まめにアップデートされていることが確認できます。

SOFTPEDIAをみると、Android Auto 8.5も11月4日からベータリリースが始まっていることが確認できます。変更点は以下のように記述されています。

Improved Do Not Disturb functionality.
Dark mode on car UI is now independent from the phone.
Bug fixes and other Improvements.

リリース間隔が短いので当然ですが、このバージョンでも期待されたUIのオーバーホールは行われておらず、機能改善とバグ修正がメインとなっています。

期待の新UIのリリースいつ？

Google I/Oで発表された新UIの「Coolwalk」は、夏ごろのリリースとされていましたが、11月上旬の今もリリースされていません。すでに実装済みで、リリースされているアプリには組み込まれていると言われています。

Android Auto issues with Pixel 7 should be fixed

いまだリリースされない理由はわかりませんが、外目に見ているとPixel 7とPixel 7 ProでAndroid Autoが使えない不具合が落ち着いてからなのかもしれません。となれば、ホリデーシーズンに突入する米国では休暇に入る人が多くなるので、早くても年明けになるのかもしれません。

今週は、このあたりで、また来週。