入門IPv6
1999年9月27日紙版発売
ネットテクノロジーラボ 著
A5判/208ページ
定価2,178円(本体1,980円+税10%)
ISBN 4-7741-0850-2
書籍の概要
この本の概要
IPv6はIPv4 に次ぐ,次世代インターネットプロトコルで,インターネットの基盤となる技術です。本書は,図を多用し,IPv6をわかりやすく解説した通信・ネットワーク技術者必携の技術入門書です。
こんな方におすすめ
- IPv6について知りたい技術者
- IPv6に移行しようと考えているネットワーク管理者
目次
第1章 IPの歴史
- 1.1 IPv4の歴史
- 1.1.1 IPの誕生
- 1.1.2 IPv4の登場
- 1.1.3 UNIXとの出会い
- 1.1.4 インターネットの普及
- 1.1.5 インターネットの現状
- 1.2 IPの機能
- 1.3 IPv4の特徴
- 1.3.1 アドレス表記
- 1.3.2 アドレス体系
- 1.3.3 サブネット
- 1.3.4 CIDR
- 1.3.5 ホストの増大とアドレス利用効率
- 1.4 IPngの必要性
- 1.4.1 IPv4の限界
- 1.4.2 スケーラビリティ
- 1.4.3 管理問題
- 1.4.4 セキュリティ
- 1.4.5 実時間通信と資源予約
- 1.4.6 IPng
第2章 規格の概要
- 2.1 IPv6規格概要
- 2.1.1 アドレス空間の拡張
- 2.1.2 ヘッダの変化
- 2.1.3 Plug&Play
- 2.1.4 セキュリティ
- 2.1.5 実時間通信
- 2.2 拡張ヘッダの種類
- 2.2.1 中継点オプションヘッダ
- 2.2.2 経路制御ヘッダ
- 2.2.3 断片ヘッダ
- 2.2.4 認証ヘッダと暗号ペイロードヘッダ
- 2.2.5 終点オプションヘッダ
- 2.2.6 ヘッダの記述順序
- 2.3 APIの変更
第3章 IPv6規格の特徴〜アドレス
- 3.1 アドレス
- 3.1.1 アドレス表記
- 3.1.2 アドレスの割り当て方法
- 3.1.3 ユニキャストアドレス
- 3.1.4 マルチキャストアドレス
- 3.1.5 エニーキャストアドレス
- 3.1.6 各種のノードが対応を要求されるアドレス
- 3.2 Plug&Play
- 3.2.1 自動設定の必要性
- 3.2.2 自動設定が持つべき機能
- 3.2.3 二つの自動設定法
- 3.2.4 アドレスの有効期限
- 3.2.5 自動設定とホスト名
- 3.2.6 ステートレス自動設定
- 3.2.7 自動設定のまとめ
第4章 セキュリティ機能
- 4.1 セキュリティ機能の必要性
- 4.1.1 概要
- 4.1.2 IPv6へのセキュリティ機能の実装
- 4.2 セキュリティアソシエーション
- 4.3 認証
- 4.3.1 概要
- 4.3.2 ヘッダ構造
- 4.3.3 認証アルゴリズム
- 4.3.4 認証手順
- 4.4 暗号化
- 4.4.1 概要
- 4.4.2 暗号化アルゴリズム
- 4.4.3 暗号化
- 4.5 鍵の交換
- 4.5.1 概要
- 4.5.2 鍵交換プロトコル
- 4.6 セキュリティ機能の実装
- 4.7 現状の課題と展望
第5章 実時間通信
- 5.1 マルチメディアと実時間通信
- 5.1.1 マルチメディアアプリケーション
- 5.1.2 実時間通信
- 5.1.3 実時間通信の実現
- 5.2 ネットワーク構築上の工夫
- 5.2.1 ネットワーク構築時の留意点
- 5.2.2 専用ネットワークの構築
- 5.3 アプリケーションによるデータ転送制御
- 5.3.1 データの間引き
- 5.3.2 データの圧縮
- 5.3.3 サイズの変更
- 5.3.4 階層符号化
- 5.4 実時間通信用のプロトコル
- 5.4.1 専用プロトコルを使った実時間通信
- 5.4.2 資源予約とRSVP
- 5.4.3 ST2
- 5.4.4 RTP
- 5.4.5 RTSP
- 5.4.6 IPv4での実時間データ転送の問題
- 5.5 IPv6のフローラベル
- 5.5.1 フローラベルとフロー
- 5.5.2 フローの識別方法
- 5.5.3 IPv6での実時間データ転送の手順
- 5.5.4 IPv6でのフローラベルの利用
- 5.6 IPv6の優先度
- 5.6.1 優先度
- 5.6.2 輻輳制御されているトラフィックのための優先度
- 5.6.3 輻輳制御されていないトラフィック用の優先度
- 5.6.4 IPv6での優先度の利用
第6章 IPv4からIPv6への移行
- 6.1 IPv6プロトコルの現状
- 6.1.1 IPv4からIPv6への移行
- 6.2 移行方法
- 6.2.1 IPv4からIPv6への移行と共存
- 6.2.2 移行期の機器とネットワーク
- 6.2.3 移行や共存に必要な技術
- 6.2.4 移行手順
- 6.3 移行に必要な技術
- 6.3.1 デュアルスタック
- 6.3.2 トンネリング
- 6.3.3 IPv4/IPv6ゲートウェイ
- 6.3.4 IPアドレスのIPv6対応
- 6.3.5 DNSのIPv6対応
- 6.3.6 アプリケーションのIPv6対応
- 6.3.7 開発環境のIPv6対応
- 6.4 IPv6の実装,IPv6対応製品の現状
- 6.4.1 OSへの実装
- 6.4.2 ルータ製品
- 6.4.3 移行製品
- 6.5 IPv6の実験環境の現状
- 6.5.1 6Bone
- 6.5.2 6bone-JP
第7章 情報源
- 7.1 インターネット上の情報源
- 7.2 IPv6製品[ルータ製品,その他ハードウェア]
- 7.3 IPv6製品[移行製品]
- 7.4 OSの対応状態
索引
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