入門IPv6

[表紙]入門IPv6

紙版発売

A5判/208ページ

定価2,178円(本体1,980円+税10%)

ISBN 4-7741-0850-2

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書籍の概要

この本の概要

IPv6はIPv4 に次ぐ,次世代インターネットプロトコルで,インターネットの基盤となる技術です。本書は,図を多用し,IPv6をわかりやすく解説した通信・ネットワーク技術者必携の技術入門書です。

こんな方におすすめ

  • IPv6について知りたい技術者
  • IPv6に移行しようと考えているネットワーク管理者

目次

第1章 IPの歴史

  • 1.1 IPv4の歴史
    • 1.1.1 IPの誕生
    • 1.1.2 IPv4の登場
    • 1.1.3 UNIXとの出会い
    • 1.1.4 インターネットの普及
    • 1.1.5 インターネットの現状
  • 1.2 IPの機能
  • 1.3 IPv4の特徴
    • 1.3.1 アドレス表記
    • 1.3.2 アドレス体系
    • 1.3.3 サブネット
    • 1.3.4 CIDR
    • 1.3.5 ホストの増大とアドレス利用効率
  • 1.4 IPngの必要性
    • 1.4.1 IPv4の限界
    • 1.4.2 スケーラビリティ
    • 1.4.3 管理問題
    • 1.4.4 セキュリティ
    • 1.4.5 実時間通信と資源予約
    • 1.4.6 IPng

第2章 規格の概要

  • 2.1 IPv6規格概要
    • 2.1.1 アドレス空間の拡張
    • 2.1.2 ヘッダの変化
    • 2.1.3 Plug&Play
    • 2.1.4 セキュリティ
    • 2.1.5 実時間通信
  • 2.2 拡張ヘッダの種類
    • 2.2.1 中継点オプションヘッダ
    • 2.2.2 経路制御ヘッダ
    • 2.2.3 断片ヘッダ
    • 2.2.4 認証ヘッダと暗号ペイロードヘッダ
    • 2.2.5 終点オプションヘッダ
    • 2.2.6 ヘッダの記述順序
  • 2.3 APIの変更

第3章 IPv6規格の特徴〜アドレス

  • 3.1 アドレス
    • 3.1.1 アドレス表記
    • 3.1.2 アドレスの割り当て方法
    • 3.1.3 ユニキャストアドレス
    • 3.1.4 マルチキャストアドレス
    • 3.1.5 エニーキャストアドレス
    • 3.1.6 各種のノードが対応を要求されるアドレス
  • 3.2 Plug&Play
    • 3.2.1 自動設定の必要性
    • 3.2.2 自動設定が持つべき機能
    • 3.2.3 二つの自動設定法
    • 3.2.4 アドレスの有効期限
    • 3.2.5 自動設定とホスト名
    • 3.2.6 ステートレス自動設定
    • 3.2.7 自動設定のまとめ

第4章 セキュリティ機能

  • 4.1 セキュリティ機能の必要性
    • 4.1.1 概要
    • 4.1.2 IPv6へのセキュリティ機能の実装
  • 4.2 セキュリティアソシエーション
  • 4.3 認証
    • 4.3.1 概要
    • 4.3.2 ヘッダ構造
    • 4.3.3 認証アルゴリズム
    • 4.3.4 認証手順
  • 4.4 暗号化
    • 4.4.1 概要
    • 4.4.2 暗号化アルゴリズム
    • 4.4.3 暗号化
  • 4.5 鍵の交換
    • 4.5.1 概要
    • 4.5.2 鍵交換プロトコル
  • 4.6 セキュリティ機能の実装
  • 4.7 現状の課題と展望

第5章 実時間通信

  • 5.1 マルチメディアと実時間通信
    • 5.1.1 マルチメディアアプリケーション
    • 5.1.2 実時間通信
    • 5.1.3 実時間通信の実現
  • 5.2 ネットワーク構築上の工夫
    • 5.2.1 ネットワーク構築時の留意点
    • 5.2.2 専用ネットワークの構築
  • 5.3 アプリケーションによるデータ転送制御
    • 5.3.1 データの間引き
    • 5.3.2 データの圧縮
    • 5.3.3 サイズの変更
    • 5.3.4 階層符号化
  • 5.4 実時間通信用のプロトコル
    • 5.4.1 専用プロトコルを使った実時間通信
    • 5.4.2 資源予約とRSVP
    • 5.4.3 ST2
    • 5.4.4 RTP
    • 5.4.5 RTSP
    • 5.4.6 IPv4での実時間データ転送の問題
  • 5.5 IPv6のフローラベル
    • 5.5.1 フローラベルとフロー
    • 5.5.2 フローの識別方法
    • 5.5.3 IPv6での実時間データ転送の手順
    • 5.5.4 IPv6でのフローラベルの利用
  • 5.6 IPv6の優先度
    • 5.6.1 優先度
    • 5.6.2 輻輳制御されているトラフィックのための優先度
    • 5.6.3 輻輳制御されていないトラフィック用の優先度
    • 5.6.4 IPv6での優先度の利用

第6章 IPv4からIPv6への移行

  • 6.1 IPv6プロトコルの現状
    • 6.1.1 IPv4からIPv6への移行
  • 6.2 移行方法
    • 6.2.1 IPv4からIPv6への移行と共存
    • 6.2.2 移行期の機器とネットワーク
    • 6.2.3 移行や共存に必要な技術
    • 6.2.4 移行手順
  • 6.3 移行に必要な技術
    • 6.3.1 デュアルスタック
    • 6.3.2 トンネリング
    • 6.3.3 IPv4/IPv6ゲートウェイ
    • 6.3.4 IPアドレスのIPv6対応
    • 6.3.5 DNSのIPv6対応
    • 6.3.6 アプリケーションのIPv6対応
    • 6.3.7 開発環境のIPv6対応
  • 6.4 IPv6の実装,IPv6対応製品の現状
    • 6.4.1 OSへの実装
    • 6.4.2 ルータ製品
    • 6.4.3 移行製品
  • 6.5 IPv6の実験環境の現状
    • 6.5.1 6Bone
    • 6.5.2 6bone-JP

第7章 情報源

  • 7.1 インターネット上の情報源
  • 7.2 IPv6製品[ルータ製品,その他ハードウェア]
  • 7.3 IPv6製品[移行製品]
  • 7.4 OSの対応状態

索引