[改訂第3版] LaTeX2ε 美文書作成入門

[表紙][改訂第3版] LaTeX2ε 美文書作成入門

紙版発売

B5変形判/416ページ/CD1枚

定価3,278円(本体2,980円+税10%)

ISBN 4-7741-1940-7

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書籍の概要

この本の概要

本書は,本や論文などを印刷・電子化するためのフリーソフトLaTeX2eおよび関連ソフトについて,やさしく解説したものです。定番入門書として高い評価をいただいている本書も第3版となり,今回はPDFやプレゼンテーションについても取り上げています。

こんな方におすすめ

  • LaTeXをはじめて使う方
  • 論文を書く必要のある学生・研究者
  • PDF作成システムを構築しようとしている方

目次

第1章 TeXって何?

  • 1.1 TeXって何?
  • 1.2 TeXの読み方・書き方
  • 1.3 TeXの仲間たち
  • 1.4 LaTeX
  • 1.5 TeXの処理方式
  • 1.6 TeXと日本語
  • 1.7 その他のTeXの仲間
  • 1.8 TeXのライセンス
  • 1.9 これからのTeX

第2章 まず使ってみよう

  • 2.1 WebでLaTeX
  • 2.2 WinShellの場合
  • 2.3 TeXShopの場合
  • 2.4 コマンドで行う場合
  • 2.5 エラーが起きたなら
  • 2.6 どうしても動かないとき
  • 2.7 日本語のテスト
  • 2.8 長い文書に挑戦

第3章 LaTeX2eの基本

  • 3.1 LaTeX2eの入力・印刷の完全な例
  • 3.2 最低限のルール
  • 3.3 ドキュメントクラス
  • 3.4 プリアンブル
  • 3.5 文書の構造
  • 3.6 タイトルと概要
  • 3.7 入力ファイルに書ける文字
  • 3.8 打ち込んだ通りに出力する方法
  • 3.9 改行の扱い
  • 3.10 注釈
  • 3.11 空白の扱い
  • 3.12 地の文と命令
  • 3.13 区切りのいらない命令
  • 3.14 特殊文字
  • 3.15 アクセント類
  • 3.16 書体を変える命令
  • 3.17 文字サイズを変える命令
  • 3.18 環境
  • 3.19 箇条書き
  • 3.20 長さの単位
  • 3.21 空白を出力する命令
  • 3.22 脚注と欄外への書き込み

第4章 パッケージと自前の命令

  • 4.1 パッケージ
  • 4.2 簡単な命令の作り方
  • 4.3 パッケージを作る
  • 4.4 命令の名前の付け方
  • 4.5 自前の環境
  • 4.6 引数をとるマクロ
  • 4.7 マクロの引数の制約
  • 4.8 ちょっと便利なマクロ

第5章 数式の基本

  • 5.1 数学に無縁な人のために
  • 5.2 数式用のフォント
  • 5.3 簡単な数式
  • 5.4 累乗,添字
  • 5.5 別行立ての数式
  • 5.6 和・積分
  • 5.7 分数
  • 5.8 字間や高さの微調整
  • 5.9 式の参照
  • 5.10 括弧類
  • 5.11 ギリシア文字
  • 5.12 筆記体
  • 5.13 2項演算子
  • 5.14 関係演算子
  • 5.15 矢印
  • 5.16 雑記号
  • 5.17 latexsymで定義されている文字
  • 5.18 大きな記号
  • 5.19 log型関数とmod
  • 5.20 上下に付けるもの
  • 5.21 数式の書体
  • 5.22 ISO/JISの数式組版規則
  • 5.23 プログラムやアルゴリズムの組版
  • 5.24 array環境
  • 5.25 数式の技巧

第6章 複雑な数式

  • 6.1 amsmathとAMSFonts
  • 6.2 いろいろな記号
  • 6.3 行列
  • 6.4 分数
  • 6.5 別行立ての数式

第7章 グラフィック

  • 7.1 EPS形式の図の挿入
  • 7.2 BMP形式の図の挿入(dviout)
  • 7.3 JPEG,PNG形式の図の挿入(dvipdfm(x))
  • 7.4 PDF形式の図の挿入(dvipdfmx,Mxdvi等)
  • 7.5 graphicxパッケージの詳細
  • 7.6 \includegraphicsの詳細
  • 7.7 画像ファイル形式
  • 7.8 PostScriptとは?
  • 7.9 EPSとは
  • 7.10 ビットマップ画像の「バウンディングボックス」
  • 7.11 PDFとは
  • 7.12 文字列の変形
  • 7.13 色の指定
  • 7.14 EPSファイルの作り方
  • 7.15 古いLaTeX 2.09の場合

第8章 表組み

  • 8.1 表組みの基本
  • 8.2 booktabsによる罫線
  • 8.3 LaTeX標準の罫線
  • 8.4 表の細かい制御
  • 8.5 列割りの一時変更
  • 8.6 横幅の定まった表
  • 8.7 色のついた表
  • 8.8 ページをまたぐ表
  • 8.9 表組みのテクニック
  • 8.10 他ソフトの表からの変換

第9章 図・表の配置

  • 9.1 図の自動配置
  • 9.2 表の自動配置
  • 9.3 図・表が思い通りの位置に出ないとき
  • 9.4 回り込みと欄外への配置

第10章 相互参照・目次・索引

  • 10.1 相互参照
  • 10.2 目次
  • 10.3 索引とMakeIndex,mendex
  • 10.4 索引の作り方
  • 10.5 索引スタイルを変えるには
  • 10.6 索引作成の仕組み
  • 10.7 入れ子になった索引語
  • 10.8 範囲
  • 10.9 ページ数なしの索引語
  • 10.10 ページ番号の書体
  • 10.11 \index命令の詳細

第11章 文献の参照と文献データベース

  • 11.1 文献の参照
  • 11.2 すべて人間が行う方法
  • 11.3 半分人間が行う方法
  • 11.4 citeとovercite
  • 11.5 文献処理の全自動化
  • 11.6 文献データベース概論
  • 11.7 JBibTeXの実行例
  • 11.8 文献スタイルファイル
  • 11.9 文献データベースの詳細
  • 11.10 並べ替え順序の制御
  • 11.11 参照形式を変える
  • 11.12 bstファイルの改変と生成

第12章 欧文フォント

  • 12.1 フォントの5要素
  • 12.2 エンコーディング
  • 12.3 Computer Modern
  • 12.4 Times
  • 12.5 Helvetica
  • 12.6 Courier
  • 12.7 欧文基本14書体
  • 12.8 欧文基本35書体
  • 12.9 標準フォントの指定法
  • 12.10 いろいろな欧文・数式フォントパッケージ
  • 12.11 フォントのインストール

第13章 和文フォント

  • 13.1 TeXの和文フォントの仕組み
  • 13.2 明朝体とゴシック体
  • 13.3 モリサワ基本5書体パッケージ
  • 13.4 縦組
  • 13.5 機種依存文字,Unicode,OpenType
  • 13.6 utf/otfパッケージ
  • 13.7 utf/otfパッケージの新しいフォントメトリック
  • 13.8 プロポーショナル仮名,極太フォント
  • 13.9 jis/utf/otfフォントメトリック

第14章 ページレイアウト

  • 14.1 ドキュメントクラス
  • 14.2 ドキュメントクラスのオプション
  • 14.3 ページレイアウトの変更
  • 14.4 例:数学のテスト

第15章 スタイルファイルの作り方

  • 15.1 LaTeXのスタイルファイル
  • 15.2 スタイルファイル中の特殊な命令

第16章 美しい文書を作るために

  • 16.1 全角か半角か
  • 16.2 句読点・括弧類
  • 16.3 引用符
  • 16.4 疑問符・感嘆符
  • 16.5 自動挿入されるスペース
  • 16.6 アンダーライン
  • 16.7 欧文の書き方
  • 16.8 改行位置の調整
  • 16.9 改ページの調整
  • 16.10 図の位置の調整

第17章 LaTeXによる書籍製作

  • 17.1 ファイルとフォルダの準備
  • 17.2 LaTeXで処理
  • 17.3 フォントの選択
  • 17.4 トンボ

第18章 PDF出力とプレゼンテーション

  • 18.1 PDFとTeX
  • 18.2 dvipdfmx
  • 18.3 PDFによるプレゼンテーション
  • 18.4 hyperrefパッケージ

付録A 本ができるまで――『Javaによるアルゴリズム事典』のメーキング

付録B LaTeXによる論文投稿の注意点

  • B.1 TeXファイル,スタイル,マクロ全般
  • B.2 画像ファイル(EPS,PS)全般

付録C マニュアルを読むための基礎知識

  • C.1 ディレクトリ(フォルダ)とパス
  • C.2 パスを通すとは?
  • C.3 TeXのディレクトリ構成
  • C.4 ls-Rとは

付録D 基本マニュアル

  • D.1 tex,latex,ptex,platex
  • D.2 dviout
  • D.3 dvips
  • D.4 dvipdfmx

付録E picture環境

  • E.1 線分
  • E.2 図中の文字
  • E.3 長方形
  • E.4 円
  • E.5 楕円もどき
  • E.6 繰返しを含む図
  • E.7 曲線を描くには
  • E.8 自由な図形を描くには
  • E.9 例

付録F MetaPost

  • F.1 MetaPostの概要
  • F.2 文字の入れ方
  • F.3 より複雑な例

付録G Windowsへのインストールと設定

  • G.1 本書付録CD-ROMの中身
  • G.2 W32TeXのインストール
  • G.3 WinShell
  • G.4 手動でインストールする場合
  • G.5 環境変数の設定・確認
  • G.6 dvioutの追加設定
  • G.7 WindowsとTeX

付録H Mac OS XでのTeX

  • H.1 Mac OS XとTeX
  • H.2 TeXShop
  • H.3 TeXShop以外のプレビューア
  • H.4 Mac OS Xの文字コード

付録I UNIXでのTeX

  • I.1 UNIXとTeX
  • I.2 UNIXでのインストール

付録J LaTeX2eにおける多言語処理

  • J.1 フォントエンコーディングについて
  • J.2 インプットエンコーディングについて
  • J.3 Babelパッケージ
  • J.4 英・仏・独・露・希語における引用符号等の入力法
  • J.5 Babelにおける使用言語の拡張方法
  • J.6 Babelパッケージを日本語環境で用いるためのトリック
  • J.7 LaTeX2eの持つ多言語・多種文字処理ポテンシャル

付録K 記号一覧

  • K.1 特殊文字
  • K.2 ロゴ
  • K.3 textcompパッケージで使える文字
  • K.4 pifontパッケージで使える文字
  • K.5 otfパッケージで使える文字

付録L Adobe-Japan1-5全グリフ

付録M TeX関連の情報源

  • M.1 文献
  • M.2 ネット上の情報