PICマイコン+タミヤ工作セットでできる ロボット改造工作マニュアル(1) リモコンロボット・トリケラトプス

[表紙]PICマイコン+タミヤ工作セットでできる ロボット改造工作マニュアル(1) リモコンロボット・トリケラトプス

紙版発売

B5判/184ページ/CD1枚

定価2,178円(本体1,980円+税10%)

ISBN 4-7741-2007-3

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書籍の概要

この本の概要

4足歩行ロボットの歩くしくみ,PICマイコンの動作としくみ,C言語によるプログラミング方法,工作テクニックとノウハウなど,アマチュア工作者が知りたかった知識と作る楽しさを満載した入門書です。本書では,リモコンロボットに変身させる方法を解説します。タミヤの『歩くトリケラトプス』を利用して行うので,ロボットの製作は簡単です。愛らしく,カッコいい「トリケラトプス」が,PICマイコンを使うことで,歩行速度の調整,前後進の切り替え,眼の点滅を制御できる,リモコン恐竜ロボットに生まれ変わります。

こんな方におすすめ

  • 電子工作(ロボット工作)を学びたい方
  • PICのしくみ、プログラミングのしくみを学びたい方
  • PICを使ったロボットで遊んでみたい方

目次

第1章 トリケラトプス・解剖ノート

  • 1-1 トリケラトプスの動くしくみ
  • 1-2 トリケラトプスの歩くしくみ
    • 1-2-1 クランクとリンクロッドのしくみ
    • 1-2-2 モータギヤの働き
    • 1-2-3 頭としっぽを振るしくみ
  • 1-3 トリケラトプスの改造講座
    • 1-3-1 追加機能のしくみ
    • 1-3-2 何を使ってどう制御するか

第2章 PICマイコンの動作のしくみ

  • 2-1 PICマイコンのしくみ
    • 2-1-1 PICマイコンの中身
    • 2-1-2 プログラムメモリと命令の実行のしくみ
    • 2-1-3 PICマイコンの命令の種類と実行の流れ
    • 2-1-4 PICマイコン内部の動作(命令実行の流れ)
  • 2-2 マイコン入出力制御の基本
    • 2-2-1 入出力ピンとプログラムの関係
    • 2-2-2 2進数と16進数
    • 2-2-3 入出力ピンの使い方
  • 2-3 トリケラトプスの改造に利用するPICの機能
    • 2-3-1 モータの制御
    • 2-3-2 リモコン制御
    • 2-3-3 眼の点滅制御
  • 2-4 プログラミングに必要な知識
    • 2-4-1 開発の流れ
    • 2-4-2 プログラミング言語の種類
    • 2-4-3 開発環境
    • 2-4-4 MPLAB IDEの概要
    • 2-4-5 CCS社Cコンパイラ

第3章 制御ボードの設計と組み立て

  • 3-1 回路設計
    • 3-1-1 回路図の説明
  • 3-2 使用部品
  • 3-2-1 部品一覧
  • 3-2-2 部品の概要
  • 3-3 組み立て準備
    • 3-3-1 必要な工具
    • 3-3-2 基板の切断加工
    • 3-3-3 基板への配置検討
  • 3-4 制御基板の組み立て
    • 3-4-1 電源周りの実装
    • 3-4-2 MOSFETアレイの実装
    • 3-4-3 モータ用コネクタ周りの実装
    • 3-4-4 4ピンコネクタ(J3)周りの実装
  • 3-5 トリケラトプス本体の加工組み立て
    • 3-5-1 眼の組み立て
    • 3-5-2 電池の実装
    • 3-5-3 制御基板の実装
  • 3-6 リモコンボックスの製作
    • 3-6-1 ケースの加工
    • 3-6-2 組み立て
  • 3-7 動作テスト

第4章 C言語によるプログラムの設計と製作

  • 4-1 C言語プログラムの書式
    • 4-1-1 C言語プログラムの構成
    • 4-1-2 関数の書式
  • 4-2 プログラムの設計
    • 4-2-1 モータ制御部の設計
    • 4-2-2 発光ダイオード制御部の設計
    • 4-2-3 main関数の詳細設計
  • 4-3 リモコンボックスからの電圧入力
    • 4-3-1 A/D変換モジュール用組込み関数
    • 4-3-2 A/D変換のプログラム作成
  • 4-4 モータの制御
    • 4-4-1 モータ制御の詳細フロー
    • 4-4-2 入出力ピンの制御
    • 4-4-3 PWM制御
  • 4-5 割り込み処理と発光ダイオードの点滅制御
    • 4-5-1 割り込み処理フロー
    • 4-5-2 割り込み処理の記述
    • 4-5-3 タイマ0の使い方
    • 4-5-4 点滅制御部の製作
  • 4-6 プログラム全体の製作
    • 4-6-1 宣言部の製作
    • 4-6-2 初期設定部の製作
    • 4-6-3 全体のまとめ

第5章 さらなる挑戦

  • 5-1 機能追加のアイデア
    • 5-1-1 いろいろなアイデア
  • 5-2 旋回機能の追加方法
    • 5-2-1 モータを2個にする
    • 5-2-2 別のモータを使う
  • 5-3 その他の機能追加
    • 5-3-1 無線通信で動かす(ラジコンロボット)
    • 5-3-2 首やしっぽを動かす,装飾する

付録 ソフトのインストール方法とPICへの書き込み

  • A-1 MPLABのインストール方法
    • A-1-1 MPLABの入手方法
    • A-1-2 インストールの開始
    • A-1-3 MPLABの起動
  • A-2 PCMのインストール方法
    • A-2-1 PCMのインストール
  • A-3 PICへの書き込み
    • A-3-1 USBドライバのインストール
    • A-3-2 書き込みの実行
    • A-3-3 ICD2用自作アダプタソケットの作り方
  • 付録CD-ROMの使い方

著者プロフィール

後閑哲也(ごかんてつや)

1947年生まれ。子供のころに電子工作に魅了され,大学,仕事とすべて電子の世界を歩む。この子供のころからの電子工作の趣味の世界と,仕事としているコンピュータの世界を融合した遊びの世界をホームページや書籍で紹介し続けている。