成果主義を超える強い組織の作りかた

[表紙]成果主義を超える強い組織の作りかた

紙版発売

A5判/384ページ

定価2,178円(本体1,980円+税10%)

ISBN 4-7741-2432-X

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書籍の概要

この本の概要

米国で実践され成果を上げている「強い組織の作りかた(=戦略遂行メカニズム)」 を紹介する。これは,日常業務に注目し,バランス・スコアカードなどの使い方と成果主義を融合させる方法である。本邦初の組織強化論の紹介を行う。

こんな方におすすめ

  • 成果主義に疑問を持ち,改善を考えている方。人事担当者・経営者など。

目次

第1章 企業のゴールは何か?

  • 1-1 ゴールを確認してみよう
  • 1-2 成果を測定するにはどうすればよいのか?
  • ケーススタディ(第1章)
  • 1-3 XTR社の場合
  • 1-4 XTR社のゴールは何か?
    • 第1章のまとめ「ゴールを明確にし,成果測定方法を決める」

第2章 早く確実に達成できるゴールとは何か?

  • 2-1 どうゴールを設定すべきか?
  • 2-2 実際にゴールを指標化してみよう
  • ケーススタディ(第2章)
  • 2-3 現状認識と五つのゴール
  • 2-4 フロントオフィスのゴール
  • 2-5 バックオフィスのゴール
    • 第2章のまとめ「ゴールの指標化(KPI)とチェックポイント」

第3章 成功へのロードマップを作ろう

  • 3-1 ロードマップとしてのスコアカードは全社的な方向性を明確にする
  • ケーススタディ(第3章その1)
  • 3-2 KPIと因果関係の確認
  • 3-3 スコアカードをどう利用するか?
  • ケーススタディ(第3章その2)
  • 3-4 スコアカードによる企業の健康診断
  • 3-5 コックピット計器の点検
  • 3-6 スコアカードは何を可能にするか?
    • 第3章のまとめ「スコアカードの利点と限界」

第4章 ロードマップを組織に根付かせるには何をすべきか?

  • 4-1 ゴール達成のための戦略をどう策定するか?
  • 4-2 戦略を推進する責任委譲の基本とは?
  • ケーススタディ(第4章)
  • 4-3 目標達成のストーリーと責任委譲を考える
  • 4-4 KPI「市場シェア(%)」の目標値達成を推進する可能性のある日常業務を再検討しよう
  • 4-5 ゴール達成のストーリー(戦略)は?
  • 4-6 責任委譲
    • 第4章のまとめ「ゴール達成のための三つの条件」

第5章 ロードマップを機能させるための絶対要件

  • 5-1 何のためにストーリー(戦略)も指標化するのか?
    •  全員参加でゴール達成を実現する
    •  いわゆる「管理指標」との違い
    •  問題の原因解明
  • 5-2 全員の積極的な参加を実現するには,どう責任委譲するか?
  • 5-3 効果的な責任委譲に基づく全員参加の利点
  • ケーススタディ(第5章)
  • 5-4 適切な指標(KM)を考えてみよう
  • 5-5 ゴール「市場競争力の強化」
  • 5-6 Q2における問題点
    • 第5章のまとめ「KMによる責任委譲の利点」

第6章 ゴール達成に不可欠の情報を整備しよう

  • 6-1 果たして情報整備は必要か?
  • 6-2 必要な情報をどう定義するか?
  • 6-3 これが必要な情報だ
    •  大きな方針としての戦略をまず決める
    •  戦略は施策に展開した上で情報化する
    •  よくある失敗は何か?
  • 6-4 ゴール達成に必要な情報体系をどう構築するか?
  • ケーススタディ(第6章)
  • 6-5 なぜ,戦略の確認が最優先でなければならないのか?
    • 6章のまとめ「戦略を情報体系にどう展開するか?」

第7章 戦略遂行メカニズムはこうして完成する

  • 7-1責任委譲の設計図を描く
  • 7-2 戦略遂行プロセスの機能
  • ケーススタディ(第7章)
  • 7-3 戦略―戦術―情報―人間が一体となった戦略遂行プロセスの実践
  • 7-4 ゴール達成の推進を直接サポートする情報システムを作る
    • 7章のまとめ「戦略遂行メカニズム実践のポイントとは何か?」

第8章 戦略遂行メカニズムは,なぜ強いのか?

  • 8-1 全体像の確認および利点の整理
  • 8-2 従来型予算管理プロセスとは,こんなに違う
  • 8-3 戦略遂行メカニズムによる経営
  • 8-4 予算管理型経営との項目別比較
  • 8-5 統合的メカニズムは,部分の和をはるかに凌ぐ
    • 8章のまとめ「戦略遂行メカニズムの優位性とは何か?」

第9章 適用にあたってのノウハウ

  • 9-1 業種は問わないのか?
  • 9-2 適用の組織単位は?
  • 9-3 KPIの数はどのぐらいが適切か?
  • 9-4 KPIや戦略遂行プロセスは変更することもありえるのか?
  • 9-5 KM同士がトレードオフの関係にある場合は何をすべきか?
  • 9-6 事業予算との関係は?
  • 9-7 業績評価の方法は?
  • 9-8 評価尺度が一定していないのでは?
  • 9-9 種をまく活動に対するインセンティブはどう維持する?
  • 9-10 業績を報酬にどう反映させるか?
  • ケーススタディ(第9章)
  • 9-11 KM同士のトレードオフどう解決するか?
  • 9-12 結論
    • 9章のまとめ「戦略遂行メカニズム適用の疑問点に答える」