Google Android入門
―携帯電話開発の新技術

[表紙]Google Android入門―携帯電話開発の新技術

紙版発売

A5判/240ページ

定価2,508円(本体2,280円+税10%)

ISBN 978-4-7741-3462-8

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書籍の概要

この本の概要

Google Androidが全世界の携帯電話ビジネスに与えるであろうインパクト,そして携帯電話開発の現場に与えるであろう技術革新,それら両面から解説をおこないます。携帯電話用ブラウザの開発者である執筆者がプロの視点でGoogle Androidを分析します。

こんな方におすすめ

  • 携帯電話の開発にかかわる方。もしくはJavaプログラマ。

著者の一言

Googleから出現したケータイプラットフォームである「Android」は、日本の携帯ビジネスを開国させる黒船とも言われています。このAndroidを、技術的な視点からだけでなく、ケータイ業界まっただ中にいる筆者が、ビジネス含めた広い視点で語り解説した渾身の一冊です。アンドロイドの仕組みや構成、動作原理や、Javaプログラムを用いたアプリケーション作成方法も、プログラムやJavaを知らなくてもできるだけ理解できるよう解説しています。まずは本書片手にGoogleからSDKをインストールし、Androidという未知の世界を体験してください。将来のケータイ電話へのイマジネーションがふくらむことウケアイです!本書でGoogle Andoirdを正しく理解して頂いて「黒船」という漠然とした恐怖を払拭して頂けると幸いです。

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目次

Chapter1 Google AndroidとOHA

  • 1.1 Androidとは
  • 1.2 Androidの正体
  • 1.3 Android SDK配布形態と実装モデル
  • 1.4 携帯電話プラットフォーム事情
  • 1.5 ビジネス面から見たアンドロイド
  • 1.6 Androidへの参入

Chapter2 Google Androidを使ってみよう

  • 2.1 Android SDKでできること
  • 2.2 実行環境と開発環境
  • 2.3 実行環境の構築
  • 2.4 Androidエミュレータの起動

Chapter3 Androidの開発環境構築

  • 3.1 開発言語について
  • 3.2 統合開発環境Eclipse
  • 3.3 ADTのインストール(Android用にカスタマイズ)
  • 3.4 Androidプロジェクトの作成と実行
  • 3.5 パッケージ配布とアプリインストール
  • 3.6 サンプルプロジェクトを使ってみよう
  • 3.7 デバッグの方法

Chapter 4 Androidの仕組み

  • 4.1 Androidアプリケーション
  • 4.2 Activity
  • 4.3 Intent Receiver
  • 4.4 Service(サービス)
  • 4.5 Content Provider(コンテントプロバイダ)
  • 4.6 AndroidManifest.xml(マニフェストファイル)
  • 4.7 アプリケーションの画面の作り方
  • 4.8 データストレージ
  • 4.9 セキュリティモデル

Chapter 5 アプリケーション開発手順

  • 5.1 はじめてのアプリケーション(初級)
  • 5.2 画面を作ろう!(中級)
  • 5.3 インタラクティブなアプリケーションをつくろう!(中級)
  • 5.4 アプリケーション間で連携させてみよう!(上級)
  • 5.5 Androidでアプリケーションを作る前に

著者プロフィール

嶋是一(しまよしかず)

インターネット前世紀である1994年に日本で初めて開設されたWebサーバ(KEKUX)にてWebページ開設して以来インターネットフリークに。1998年ごろからケータイのWebサービスに取り組みはじめ,ケータイブラウザ草創期の立ち上げに携わる。カシオ計算機株式会社の携帯電話初号機C303CAにてcdmaOneを用いたWAPブラウザ開発を主導して以降,一貫して携帯電話Web関連のソフトウェアエンジニアとして従事。過去TELWEBメーリングリスト主宰し,ケータイブラウザ関連書籍を執筆。現在も携帯電話開発に携わる一方,MCPC(モバイルコンピューティング推進コンソーシアム)にて,モバイルシステム技術検定委員として検定教科書や試験策定に参画している。

著書