Plone完全活用ガイド

[表紙]Plone完全活用ガイド

紙版発売

B5変形判/336ページ

定価3,168円(本体2,880円+税10%)

ISBN 978-4-7741-3501-4

ただいま弊社在庫はございません。

→学校・法人一括購入ご検討の皆様へ

書籍の概要

この本の概要

優秀なCMSとして知られるPloneは,データベース・Webサーバ・高機能なキャッシュシステムも備え,機能が豊富なのにインストールや運用も楽という,Webベースのシステムを構築するために最適なフレームワークです。企業サイトはもちろん,イントラ・エクストラネットなど情報共有ポータルサイトを簡単に実現できます。実際の業務にすぐ活用できる企業システムを手軽に作成したい人のためのPlone導入・開発・運用ガイドです。

こんな方におすすめ

  • CMSとしてPloneの導入を考えている方
  • 企業の情報共有にポータルシステムを作りたい方

本書のサンプル

本書の一部ページを,PDFで確認することができます。

目次

Section 1─Ploneを知る

Chapter 1 Ploneの基本

1.1 Ploneとは

  • Ploneとは
  • Ploneの構成

1.2 Ploneのインストール

  • インストールの概要
  • Windowsへのインストール
  • Mac OS Xへのインストール
  • Linux/BSD等へのインストール
  • Ploneのアップグレード

1.3 Plone操作の基本

  • Webサイトの操作の基本
  • Plone画面構成
  • ヘッダ領域
  • レフトスロット/ライトスロット領域
  • フッタ領域
  • コンテンツ表示領域

Chapter 2 Ploneを使おう

2.1 Webページを作ろう

  • 基本的なWebページ作成の流れ
  • ログイン
  • ページ作成
  • ページ編集
  • ページ公開
  • ショートネームについて
  • 編集画面の共通項目
  • 編集権限のあるコンテンツの画面構成

2.2 基本オブジェクトの使い方

  • 基本オブジェクト
  • フォルダ
  • コレクション
  • イベント
  • ニュース項目
  • ファイル
  • リンク
  • 画像

2.3 個人別のPloneの使い方

  • ダッシュボード
  • プロフィールと個人別設定
  • パスワードの初期化

Chapter 3 プロダクトの活用

3.1 プロダクトをインストールする

  • プロダクトのインストール
  • プロダクトのアップグレード
  • プロダクトのアンインストール
  • PloneFormGen
  • Ploneboard
  • 他のプロダクトの紹介
  • プロダクトの探し方

3.2 テーマを使ってデザインを切り替える

  • テーマの切り替え
  • テーマのインストール
  • テーマのサンプル

3.3 Ploneで日本語を使うための必須プロダクト

  • jaMailHost
  • Splitter
  • sitecustomize.py

Chapter 4 ユーザ登録とワークフロー

4.1 オブジェクトとワークフロー

  • ワークフローとはなにか
  • Webページとワークフロー
  • 状態(ステート)と遷移(トランジション)
  • Plone標準のワークフロー

4.2 ユーザの登録と権限,ロール

  • Ploneのユーザ管理
  • ユーザとロール
  • ロールとワークフロー

Chapter 5 Ploneの設定いろいろ

5.1 サイト構築時に利用する設定

  • フォルダにアクセスしたとき,リスト表示以外の表示に切り替えるには?
  • トップに作ったフォルダをタブに表示させないようにするには?
  • タブやナビゲーションポートレット,サイトマップの表示をコントロールするには?
  • ページなどに記入できるタグを増やし,YouTubeやFlashを埋め込むには?
  • フォルダに追加できるオブジェクトを制限するには?

5.2 デザインのカスタマイズで使う設定

  • カスタマイズしたCSSやJavaScriptの変更をすぐに反映するには?
  • カスタマイズしたいテンプレートを手軽に検索するには?

5.3 個人別の設定

  • ショートネーム作成の設定
  • WYSIWYGエディタを変更する

5.4 システム管理

  • Plone全体に認証をかけ,コンテンツを閲覧するときにログインを要求するには?
  • ユーザフォルダを作らないようにするには?
  • Ploneで日本語を含むテキストの検索をするには?

Section 2─Ploneを活用する

Chapter 6 PloneでWebサイトを作る

6.1 デザインの簡単なカスタマイズ

  • Webサイトの「スキン」とは
  • 基本的なカスタマイズの方法
  • ロゴのカスタマイズ
  • 色のカスタマイズ

6.2 CSSを使ったカスタマイズ

  • CSSとは
  • CSSの書き方
  • CSSを使ってカスタマイズする

Chapter 7 Ploneでブログポータルを作る

7.1 ブログポータルとは何か

  • 情報ツールとしてのブログ

7.2 Plone用のブログプロダクトCOREBlog2

  • COREBlog2とは
  • COREBlog2でブログを作る
  • 画像やファイルなどを設置する

7.3 PloneとCOREBlog2でブログポータルを作る

  • Ploneのユーザ専用スペース
  • Plone側の設定を変更する
  • ブログフォルダの作成
  • ブログの更新をチェックする仕組みを作る
  • 特定カテゴリのエントリについてのみ新着を表示する
  • コレクションの表示を編集する

Section 3─より高度な使いこなし

Chapter 8 デザインカスタマイズ

8.1 Ploneの画面を構成する仕組み

  • Ploneの画面構成についておさらい
  • テンプレートは構成部品の「ひな型」
  • ページテンプレートを組み合わせる
  • CSSで構成部品にお化粧を
  • テンプレートとCSSをまとめている「portal_skins」ツール

8.2 テンプレートのカスタマイズ方法

  • main_templateの仕組みとカスタマイズ
  • 「@@manage-viewlets」ツールで構成部品のカスタマイズ
  • 「portal_view_customization」ツールで構成部品のカスタマイズ
  • コンテンツ表示領域のカスタマイズ

8.3 CSSのカスタマイズ

  • CSSファイルを管理している「portal_css」ツール
  • CSSファイルのカスタマイズ方法
  • Ploneの構成部品,テンプレート,id,CSS対応表

8.4 実践デザインカスタマイズ

  • カスタマイズサンプル
  • 構成部品の表示・非表示と並べ替え
  • サイト全体の色や表示幅や位置のカスタマイズ
  • ロゴ部分のカスタマイズ
  • ポータルタブのカスタマイズ
  • 検索ボックスのカスタマイズ
  • パーソナルバー部分のカスタマイズ
  • ページのタイトル部分のカスタマイズ
  • 最後に

Chapter 9 Zope Page Template

9.1 ZPT(Zope Page Template)とは

  • Zope内蔵のテンプレート言語
  • HTMLとXML
  • Zope Page Tamplate概要
  • Zope Page Template仕様 - TAL文
  • Zope Page Template仕様 - TALES式
  • Zope Page Template仕様 - マクロ,metal文

9.2 Page Template使いこなしテクニック

  • <tal>タグ
  • タグを含むテキストの埋め込み(structure)
  • Path式,Python式の使い分け
  • Path式の「|」,Python式のtest()
  • 繰り返し変数
  • アトリビュートの扱い,フォームの処理
  • 暗黙に定義される変数
  • TAL式の評価順

Chapter 10 セキュリティとワークフロー

10.1 Zopeのセキュリティシステム

  • Zopeセキュリティシステムの概要
  • 権限とロール
  • セキュリティ
  • ワークフローとセキュリティ

10.2 Ploneのワークフロー

  • ワークフローのおさらい
  • ワークフローの設定
  • ワークフローの活用
  • ワークフローのカスタマイズと新規作成
  • プレースフルワークフロー(Placeful Workflow)

Chapter 11 Archetypesを使った開発

11.1 Archetypesとは

  • Archetypesとは
  • ATContentTypesとは
  • Archetypes,ATContentTyepsでの開発の概要

11.2 シンプルなコンテントタイプの作成

  • はじめに
  • プロダクトのディレクトリ構成
  • __init__.py(初期化モジュール)
  • config.py(構成)モジュール
  • contentディレクトリ
  • i18n(国際化)ディレクトリ
  • profiles(プロファイル)ディレクトリ
  • skins(スキン)ディレクトリ

11.3 フィールドとウィジェット

  • フィールド一覧
  • ウィジェット一覧
  • バリデータ一覧

11.4 ArchGenXMLを使用した開発

  • ArchGenXMLとは
  • ArchGenXML環境の構築
  • ArchGenXMLでプロダクトを作成
  • リファレンス
  • archgenxmlコマンド

著者プロフィール

柴田淳(しばたあつし)

黎明期からPloneやPythonを使いこなす。Ploneを使った大規模サイト,Webシステムの構築経験など多数。Webcore株式会社代表取締役。

著書


鈴木たかのり(すずきたかのり)

一般社団法人PyCon JP Association代表理事,株式会社ビープラウド取締役 / Python Climber

部内のサイトを作るためにZope/Ploneと出会い,その後必要にかられてPythonを使い始める。PyCon JPでは2011年1月のPyCon mini JPからスタッフとして活動し,2014年-2016年のPyCon JP座長。他の主な活動は,Pythonボルダリング部(#kabepy)部長,Python mini Hack-a-thon(#pyhack)主催など。

共著書/訳書に『いちばんやさしいPython機械学習の教本 第2版 (2023 インプレス刊)』『Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書 第2版 (2022 翔泳社刊)』『Python実践レシピ (2022 技術評論社刊)』『最短距離でゼロからしっかり学ぶPython入門(必修編実践編) (2020 技術評論社刊)』『いちばんやさしいPythonの教本 第2版 (2020 インプレス刊)』『Pythonプロフェッショナルプログラミング 第3版 (2018 秀和システム刊)』などがある。

各国PyConやPython Boot Campで訪れた土地で,現地のクラフトビールを飲むことが楽しみ。2019年は世界各国のPyConでの発表に挑戦し,日本を含む9か国で発表した。 趣味は吹奏楽とボルダリングとレゴとペンシルパズル。

Website:slides.takanory.net

Facebook:takanory.net

Twitter:@takanory

Github:takanory


木下文史(きのしたふみちか)

2005年からPloneを使ったサイト構築をはじめる。最近は地域情報や農産物情報の発信に興味を持っている。有限会社平井情報デザイン室勤務。


ウェブコア株式会社

PloneやPythonを活用したCMSやシステムの構築,コンサルテーションを行う。Ploneを利用した高負荷,大規模CMSなど実績多数。

URL:http://www.webcore.co.jp/