電子回路シミュレータTINA7(日本語・Book版Ⅲ)で見てわかるシリーズ真空管アンプの「しくみ」「基本」

[表紙]真空管アンプの「しくみ」と「基本」

紙版発売

A5判/352ページ/CD1枚

定価3,278円(本体2,980円+税10%)

ISBN 978-4-7741-3823-7

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書籍の概要

この本の概要

電子回路シミュレータTINA 7(日本語・Book版Ⅲ)で真空管アンプのしくみと基本がわかる本。TINAの概要・操作方法,真空管のしくみと増幅回路の基本,真空管アンプ回路の理屈から真空管アンプの特性測定の方法まで詳しく解説した入門書。また,往年の名器をシミュレーションで検証した記事も掲載した,エンジニアからマニア,ホビーユーザまで満足できる内容満載の一冊。

こんな方におすすめ

  • 真空管アンプを自作したいと思っている方
  • 回路シミュレータでの解析方法を知りたい方
  • 真空管アンプの奥の深い世界を覗いてみたい方

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電子回路シミュレータTINAで真空管アンプ作り
オリジナルアンプを作るはじめの一歩は,他人の回路をまねることです。しかし,真空管が全盛だった頃と比べると,ソース(音源)の質が格段によくなった現在では,当時の回路をそのまま真似しても,満足のいく結果は得られないでしょう。ではどうすればよいのでしょうか。

目次

第序章 絶品の真空管アンプ作りに挑戦しよう

  • 序1 入門者でも高性能が期待できる本書で作るアンプの概要
  • 序2 部品は適材適所で良いものを使うのがコツ
  • 序3 真空管アンプ工作の手順

第1章 TINAの概要と回路の作り方・動かし方

  • 1-1 回路を実際に動かして学べる付属ソフト「TINA」の特長
  • 1-2 本書付属CD-ROMのコンテンツ収録内容
  • 1-3 本書付属「TINA」には和製真空管デバイスモデルが搭載済み
  • 1-4 収録「TINA」の機能制限と動作環境
  • 1-5 TINA 7(日本語・Book版Ⅲ)のインストール
  • 1-6 「TINA」での回路の描き方
  • 1-7 サンプル回路の読み込みとシミュレーションの実行
  • 1-8 TINAの便利な測定ツールを使ってみよう
  • 1-9 便利で簡単なTINAの解析機能を使おう

第2章 真空管のしくみと増幅回路の基本

  • 2-1 真空管のしくみを理解しておこう
  • 2-2 3極管の構造としくみ
  • 2-3 多極管の構造と特徴
  • 2-4 真空管の呼び名を知って「通」になろう
  • 2-5 2極管の整流作用をDC解析で調べてみよう
  • 2-6 過渡解析を使って整流回路の働きを調べてみる
  • 2-7 3極管の動作をパラメータ・ステッピングで調べる
  • 2-8 3極管の三定数をAC解析で調べる
  • 2-9 電気の基本をおさらいしておこう
  • 2-10 電圧増幅回路のしくみを理解しよう
  • 2-11 電力増幅回路のしくみを調べよう
  • 2-12 多極管の特性を調べておこう

第3章 真空管アンプの回路の理屈に強くなる

  • 3-1 どの部品もそれぞれに役割りを持っている
  • 3-2 コンデンサのしくみと働き
  • 3-3 コンデンサのフィルタ特性
  • 3-4 アンプ各部のコンデンサの働き
  • 3-5 負帰還のしくみと動作を調べよう
  • 3-6 負帰還の安定性を確保する方法を考えておこう
  • 3-7 負帰還の仲間「電流帰還」のしくみ
  • 3-8 負帰還の仲間「カソードフォロワ」のしくみ
  • 3-9 プッシュプル出力段のしくみと動作を調べよう
  • 3-10 位相反転回路のしくみと動作を調べよう
  • 3-11 出力段の局部帰還のしくみと動作を調べよう

第4章 TINAでシミュレート・真空管アンプの特性測定

  • 4-1 5極管 or 3極管接続が選べる6B5Qプッシュプルアンプを作る
  • 4-2 出力段から設計を始めよう
  • 4-3 初段・位相反転段を設計する
  • 4-4 電源を設計する
  • 4-5 負帰還を決めて回路を完成させる
  • 4-6 実測値と比較してシミュレーションを検証する

第5章 著名なアンプをシミュレーションで検証

  • 5-1 ロフティン-ホワイト・アンプ
  • 5-2 オルソン・アンプ
  • 5-3 ウィリアムソン・アンプ
  • 5-4 Quad Ⅱ
  • 5-5 マランツ#7イコライザ