技評SE選書シリーズ「要求」の基本原則

[表紙]「要求」の基本原則

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四六判/152ページ

定価1,628円(本体1,480円+税10%)

ISBN 978-4-7741-4018-6

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書籍の概要

この本の概要

失敗プロジェクトのほとんどは,要求をコントロールできない状態で開発に着手している。大規模化・複雑化する一方で,開発のスピードも求められる現代のプロジェクトでは,勘と経験だけで「要求」に対処するには限界がある。ソフトウェア工学的なアプローチにより,要求の扱い方を実践的に解説する上流工程の必読書。

こんな方におすすめ

  • これからSEになろうと考えている大学生
  • SEに転職しようと考えている人
  • SEになりたての人
  • SEとして楽しく仕事をしていきたい人

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技評SE選書,創刊!!
技評SE選書は,SEに求められる知識を,わかりやすい文章と読みやすい形式でお届けする新シリーズです。今年10月に創刊され,今後も続々と新刊が発売予定です。

目次

はじめに

第1章 要求の扱い方を身につけよう~開発現場で使える要求工学入門

  • あるホテル予約システムの例/要求の過程/要求をめぐる一連の行動/要求の曖昧さ/
  • スコープコントロールの必要性/要求定義に潜む問題/要求工学と要求プロセス/
  • 要求プロセスのコアアーキテクチャ/要求を扱うための6原則(要求ベストプラクティス)/
  • (1)要求の抽象度を識別せよ/(2)要求を可視化せよ/(3)要求を検証せよ/
  • (4)要求にトレーサビリティを付与せよ/(5)要求に属性を付与せよ/(6)要求を分類せよ/
  • スコープコントロールサイクル/要求プロセスのフェーズ
  • 第2章 立ち上げフェーズ~目的と環境を整理し,要求定義プロセス開始の準備をする

    • フェーズの概要/フェーズの目的/フェーズのアクティビティ/[アクティビティ]背景と目的を識別する/
    • [アクティビティ]前提と制約を識別する/[アクティビティ]現状の組織環境を理解する/
    • 立ち上げフェーズのチェックリスト

    第3章 識別フェーズ~プロジェクトに潜む問題と要望を可視化する

  • フェーズの概要/フェーズの目的/フェーズのアクティビティ/[アクティビティ]問題の識別/
  • [アクティビティ]利害関係者の識別 /[アクティビティ]利害関係者の要望収集/
  • [アクティビティ]プロジェクト環境との適合度検証/識別フェーズのチェックリスト

第4章 導出フェーズ~要望を実現するための手段を見出し,プロジェクトの目的が達成できることを合意する

  • フェーズの概要/フェーズの目的/「要望」から「要件」へ観点を変換する/フェーズのアクティビティ/
  • [アクティビティ]機能要件の導出/[アクティビティ]非機能要件の導出/
  • [アクティビティ]要件の検証/システム外要件の扱い/ベースライン要求/要求属性/
  • [アクティビティ]要件適合性の評価(「優先度」の設定)/[アクティビティ]要求リスクの評価(「要求安定性」の設定)/
  • [アクティビティ]実現可能性の評価(「難易度」の設定)/[アクティビティ]システム規模の評価(「コスト」の設定)/
  • [アクティビティ]ベースライン要求の策定/導出フェーズのチェックリスト

第5章 仕様化フェーズ~システムとして設計可能な状態まで要求を詳細化する

  • フェーズの概要/フェーズの目的/要求仕様とは/機能要求仕様の表現方法/[アクティビティ]機能の識別/
  • ユースケースにおける機能仕様書/[アクティビティ]シナリオの定義/[アクティビティ]機能属性の定義/
  • [アクティビティ]インタフェース仕様の定義/[アクティビティ]データ仕様の定義/
  • [アクティビティ]機能要求仕様の検証/[アクティビティ]非機能要求仕様の定義/
  • [アクティビティ]非機能要求仕様の検証/仕様化フェーズのチェックリスト/まとめ

おわりに