21世紀の知を読みとく ノーベル賞の科学
【化学賞編】 

[表紙]21世紀の知を読みとく ノーベル賞の科学 【化学賞編】 

A5判/336ページ/0枚

定価(本体2,500円+税)

ISBN 978-4-7741-4292-0

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書籍の概要

この本の概要

創立40周年記念出版の1冊。ノーベル化学賞の受賞内容は,現代の科学のテーマを象徴している。というのは,近年の科学を見渡すと,物理学や生物学といった従来の区分ではくくれない新たな個別分野が次々と登場しているからだ。生物物理学,数理生物学,構造生物学,物理化学,固体物理学,化学工学,化学力学,プロテオミクス,表面化学…。彼らの研究成果は人間をはじめとする生物の生命活動のしくみを解明し,また産業活動に変革を引き起こす技術となるなど,社会への驚くほど迅速な波及効果を引き起こす性質をもっている。化学は医療や物質生産などわれわれの生活に直結したダイナミックな研究分野なのである。

こんな方におすすめ

  • 科学に興味を抱いている人
  • 最近の化学の動向を知りたい人

目次

  • 第1章 2008年ノーベル化学賞:下村 脩
    クラゲの発光物質の発見が導いた生化学の新時代
  • 第2章 2007年ノーベル化学賞:ゲルハルト・エルトゥル
    「表面化学」をいっきに前進させた男
  • 第3章 2003年ノーベル化学賞:ピーター・アグレ,ロデリック・マキノン
    細胞膜の「水チャネル」と「イオンチャネル」を発見
  • 第4章 2002年ノーベル化学賞:田中 耕一
    生命の基本「たんぱく質」の質量を測る
  • 第5章 2002年ノーベル化学賞:クルト・ヴュートリヒ
    巨大なたんぱく質分子の立体構造を描く新しいNMR
  • 第6章 2001年ノーベル化学賞:野依 良治
    「キラル触媒」で化学産業を変革した日本人
  • 第7章 2000年ノーベル化学賞:白川 英樹
    電気を通すプラスチックの発見者
  • 第8章 1996年ノーベル化学賞:ハロルド・クロトー,リチャード・スモーリー,ロバート・カール
    “フラーレン”を発見した男たち
  • 第9章 1993年ノーベル化学賞:キャリー・マリス
    DNA研究をいっきに前進させたPCR法を発見
  • 第10章 1989年ノーベル化学賞:シドニー・アルトマン,トーマス・チェック
    「RNA」の新しい理解を導いた若き生化学者
  • 第11章 1988年ノーベル化学賞:ハルトムート・ミヒェル,ヨハン・ダイゼンホーファー,ロベルト・フーバー
    光合成たんぱく質の立体構造をはじめてとらえる
  • 第12章 1981年ノーベル化学賞:福井 謙一,ロアルド・ホフマン
    「フロンティア軌道理論」で化学反応のプロセスを説明
  • 第13章 1977年ノーベル化学賞:イリヤ・プリゴジン
    「散逸構造」と「複雑系」の真のパイオニア

著者プロフィール

矢沢潔(やざわきよし)

1970年代に科学雑誌Cosmo創刊編集長を経て1982年より科学情報グループ「矢沢サイエンスオフィス((株)矢沢事務所)」主宰。内外の科学者・研究者,科学ジャーナリスト,編集者,翻訳者などのネットワークをつくり,アメリカ,ヨーロッパの取材を行いながら自然科学,エネルギー技術,医学,未来文明論,科学哲学,テラフォーミング等に関する情報執筆活動を続ける。「最新科学論シリーズ」37冊(学研),世界の第一線科学者へのインタビュー集『知の巨人』(学研),『ニューサイエンティスト群像』(勁草書房)などの一般科学書のほか,『ビームディフェンス』(時事通信社),『巨大プロジェクト』『B1戦略爆撃機』(談講社),『経済学のすべてがわかる本』(学研),『薬は体に何をするか』『地球温暖化は本当か?』『原子力ルネサンス』(技術評論社),『日本人の精子力』(学研),『始まりの科学』(ソフトバンククリエイティブ)などの編著書を送り出してきた。がん医学書や動物医学書,科学図鑑も多い。